桧山教頭会が総会研修会開催　１１月に教育研究大会　新会長に上ノ国小・久慈教頭

（関係団体 2016-05-18付）

事業計画を決定

　【江差発】桧山教頭会は四月下旬、ホテルニューえさしで二十八年度第四十七回総会研修会を開催した＝写真＝。研修では、教頭に期待される役割について理解を深め、総会では、十一月上旬に教育研究江差大会を開催することなどを盛り込んだ事業計画を決定した。役員改選では、新会長に上ノ国町立上ノ国小学校の久慈学教頭を選出した。

　会員三十二人が参加。はじめに、久慈会長代行があいさつ。管内的に学校統合や児童数減に伴う教頭の未配置によって、会員の減少傾向は続くとの見通しを示した上で、「これからは少人数を逆転の発想でとらえ、少数ゆえに教頭同士の情報交流や連携を一層図ることができる」との考えを示し、「個々の役割や責任は大きくなるが、まとまりを大事にしていきたい」と述べた。

　来賓として桧山教育局長の代理で中山秀悦義務教育指導監が祝辞。全国学力・学習状況調査の実施にふれ、「各教科の解答類型や児童生徒の質問紙の回答から自校の課題を分析するとともに、経年変化を見ながら、各校の実態に応じた学力向上の取組を進めていただきたい」と期待を寄せた。

　つぎに、桧山校長会の塩﨑弘明副会長が祝辞。「校長の経営ビジョンを進める要として、自らの役割を再認識してほしい」と期待した上で、ボスとリーダーの違いを説明。「ボスは部下を追い立てる。リーダーは人を導く。ボスは恐怖を吹き込む。リーダーは熱意を吹き込む」と、目指すべきリーダー像を示した。

　研修では、中山義務教育指導監が「教頭に期待すること」をテーマに講話。「分掌に役割と意義をもたせた上で、職員に任せることが、責任の明確化と協働体制の確立につながる」と説いた。

　総会に移り、二十七年度会務報告、事業計画の総括、会計決算報告を承認したあと、二十八年度事業計画および予算案を審議。六月下旬に学校経営研修会せたな町大会を開催するとともに、十一月上旬に教育研究江差大会を二日間開催することなどを決定した。

　役員改選では、会長に久慈教頭を選出するなど三役を一新した。

　新役員体制はつぎのとおり（すべて新任）。＝敬称略＝

▽会長＝久慈学（上ノ国町立上ノ国小）

▽副会長＝浅沼珠恵（今金町立今金小）

▽事務局長＝吉川聖（江差町立江差小）

▽事務局次長＝松村浩良（厚沢部町立厚沢部小）

▽会計長＝佐々木弘司（乙部町立乙部中）

(関係団体 2016-05-18付)