道公教が総会・研修会　全国大会に向け準備委設置　新会長に森田氏（札幌幌北小）選出

（関係団体 2016-05-18付）

函館で研究大会を開くことを盛り込んだ事業計画を決定

　道公立学校教頭会（＝道公教）は十六日、ホテル札幌サンプラザで二十八年度第五十一回総会・研修会を開催した＝写真＝。九月に第五十回研究大会函館大会を開くことや、三十年度に行われる全国公立学校教頭会札幌大会に向けた準備委員会を立ち上げることなどを盛り込んだ事業計画を承認。本年度も、心豊かにたくましく生きる子どもの育成を目指す学校教育の推進に向け、研究を進めていくことを確認した。役員改選では、新会長に札幌市立幌北小学校の森田智也教頭を選出した。

　冒頭、吉田信興会長があいさつに立ち、熊本地震に伴う被害や教頭会としての支援の在り方などを説明。本年度行われる第五十回研究大会函館大会の成功を祈念するとともに、「学校現場では、学力・体力の向上など山積する課題の解決に向け、校長が指し示す目標に向かって、日常の教育活動の舵取りを行い、自己の意識改革も含め、より一層の研鑚を積み、職能の向上を図っていかなければならない」と述べた。

　続いて、道教委の柴田達夫教育長、札幌市教委学校教育部の和田悦明児童生徒担当部長が来賓あいさつ。

　柴田教育長は、①学力・体力の向上②いじめ問題③服務規律―の三点にかかる課題解決に向けた取組を要請したほか、英語教育、地域連携・小中連携、ＩＣＴ活用教育の強化についてふれながら、「学校に戻って、新しい教育課題にアンテナを張り、職務にまい進してほしい」と呼びかけた。

　和田部長は、教頭の役割、職責の重要さを述べながら、「今後は学校と地域、人と人とをつなぐコーディネーターとしての役割も重要になる。これまでの豊富な経験を生かしながら、今日的な課題の解決に対し明確な目標をもつとともに、その手腕を発揮してほしい」と激励した。

　議事では、二十八年度の活動方針、活動計画、予算案などを審議。第五十回研究大会函館大会の開催、三十年度に札幌市内で開かれる全国大会に向けた準備業務推進などを盛り込んだ各部の活動方針を決定。また、二十九年度からスタートする第十四次三ヵ年継続研究のサブテーマを「豊かな心とたくましく生きる力を育む　活力ある学校づくりの推進」と設定するとともに、三十年度の全国大会における提言地区分担を決めた。

　役員改選では、新会長に札幌市立幌北小の森田教頭を選出した。

　本年度の役員はつぎのとおり（全員新任）。＝敬称略＝

▽会長＝森田智也（札幌市立幌北小）

▽副会長＝太田雅則（小樽市立長橋小）、鈴木義樹（留萌市立留萌中）、仲井靖典（函館市立的場中）、松田一直（岩見沢市立東小）、森浩嘉（幕別町立幕別小）、大道弘孝（札幌市立真栄中）

▽事務局長＝佐々木雅哉（札幌市立福井野小）

▽会計＝吉田信興（札幌市立札苗緑小）

▽監査＝吉田篤弘（石狩市立双葉小）、中川季賢（旭川市立愛宕中）、山内淳禎（七飯町立藤城小）、工藤利美（洞爺湖町立洞爺湖温泉小）、角田牧子（別海町立中春別中）、加藤康夫（札幌市立大谷地東小）

(関係団体 2016-05-18付)