道言協が理事会・研修会開く　９月に旭川で研究大会　新会長に札幌中央小・松田校長

（関係団体 2016-05-18付）

事業計画などを決めた理事会・研修会

　道言語障害児教育研究協議会（＝道言協）は七日、札幌市立中央小学校で本年度第一回理事会・研修会を開いた。九月に旭川市で第四十九回道言語障害児教育研究大会を開くことなどを盛り込んだ事業計画を決めたほか、役員改選を行い、新会長に札幌市立中央小学校の松田昌樹校長＝写真＝を選出した。

　あいさつに立った松田新会長は「道言協の役割は、言葉や聞こえの専門性を高めることはもちろん、通級指導教室や医療機関、個別の指導の中心的な研究組織として、これからますます大きくなっていく。インクルーシブ教育がスタートして、専門的な知識を求める先生だけではなく、すべての先生が言語教育の理解を深めていくことが大切。道言協にも、会員の専門性を高めるだけではなく、一般の教職員へ発信していく力が求められていく」と述べた。

　決定した本年度事業計画をみると、前年度に引き続き、「ことばを支える〝心の育ち〟を大切にした支援のあり方を考える」を研究主題に設定。「その子をどのように理解していくか（子どもの実態把握）」など四点を研究の柱に据え、「事例研究」を中心とした研究・研修を進めていく。

　また、九月九・十日に旭川トーヨーホテルと旭川市立神楽小学校を会場に、第四十九回道言語障害児教育研究大会旭川大会を開くことを盛り込んだ。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝松田昌樹（札幌市中央小校長・新）

▽副会長＝岡田知之（札幌市南月寒小校長・新）、林邦子（旭川市東町小校長・新）

▽監査＝林貞年（札幌市前田小校長・新）、伊藤正敏（札幌市清田小校長）

▽事務局長＝三坂烈慎（札幌市青葉小教諭）

(関係団体 2016-05-18付)