帯広市教育研究所が第１回運営委　計画的な研究遂行を確認　運営方針・事業計画など審議

（関係団体 2016-06-10付）

本年度は「学習指導・評価に関する研究」などを継続する

　【帯広発】帯広市教育研究所は一日、帯広市役所で二十八年度第一回運営委員会を開催した＝写真＝。運営委員九人が出席し、本年度の運営方針および研究事業について審議。運営の目標に、「教育研究を総合的な見地から立案し、その計画的遂行に努める」など四点を定め、各研究に取り組んでいく。事業計画については、「学習指導・評価に関する研究」などを継続して進めるほか、帯広市教育研究会に関する事業として、教育講演会や各種研究協議会などを開催することを確認した。

　はじめに、帯広市教委の八鍬祐子教育長が委員全員に委嘱状を交付したあと、あいさつに立ち、「現在の教育情勢のニーズに応えるために、帯広市教育研究所としては〝先見性〟〝汎用性〟〝創造性〟の三つのキーワードをもとに、より一層、具体的な学校支援に努め、様々な成果を幅広く市民に公表していきたい」と強調。その上で、「それらの積み重ねが、学校・地域・市民の信頼を得ることにもつながる」と期待を寄せた。

　役員選出では、新委員長に啓西小学校の小林寛佳校長を選任。小林新委員長は「本年度も教育研究所の運営目標に基づき、研究を深めていきたい」と意気込みを語った。

　議事に移り、二十七年度の事業を報告したあと、本年度の運営方針および研究事業について審議。運営の目標に、①教育研究を総合的な見地から立案し、その計画的遂行に努める②教育研究を実証的、科学的に進める③学校や教育関係機関と密接な連携を図る④市民の教育的要望に応ずる―の四点を掲げ、各研究を進めていくこととした。

　事業計画については、「学習指導・評価に関する研究」や「特別支援教育に関する研究」などを継続して進めるほか、帯広市教育研究会に関する事業として、教育講演会や各種研究協議会などを開催することを確認した。

(関係団体 2016-06-10付)