札幌東商業高情報処理科3年生12人 難関突破に笑顔あふれる 基本情報技術者試験合格の快挙(学校 2016-06-15付)
努力が結実し、喜びの表情を浮かべるとともに、進路実現へ決意を新たにする生徒たち
札幌東商業高校(川眞田政夫校長)情報処理科の三年生十二人は、四月中旬に実施された経済産業省「基本情報技術者試験」に合格した。同試験における合格者数十二人は、十一年の情報処理科設置以降、初の快挙。生徒たちは、難関試験の突破に喜びの表情を浮かべながら、資格を生かした進路実現に向けて決意を新たにしていた。
基本情報技術者試験は、経産省が情報処理技術者としての知識・技能が一定以上の水準であることを認定する国家試験。情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる知識・技能について幅広く総合的に評価するもの。大学生や専門学校生などの受験が多く、高校生には難関な試験とされる。
同校では、受験に向けて様々な対策を行ってきた。生徒は、二年次に同試験とITパスポート試験のどちらを受験するかを決め、それに合わせて科目の中でコースを選択する。その上で、昨年十一月から半年間にわたり開設された講習に参加。平日は放課後、土日は朝から夕方まで過去問題を解くなどして、着実に力を付けてきた。
ことし二月から三月にかけては、専門学校で行われた計三回の対策講座を受講することで、頻出問題のデータベースとアルゴリズム分野における基礎を固めた。
こうした取組によって、今回の試験では三年生十二人が合格した。同校によると、合格者数は道内高校で最多を記録したという。合格率をみると三四・三%で、全国高校生二二・三%や道内高校生二六・二%を上回った。
生徒会長の室田大地君は「講習が毎日のようにあって大変だった。情報関係の大学への進学を目指しているので、資格を大いに役立てたい」、ボランティア部の武田侑里香さんは「過去問題でも合格点に達したことがなく不安だったが、合格してほっとした。資格を生かして、目標としている短大に進学したい」と気持ちを新たにしていた。
指導に当たった宮古智浩教諭は「継続力と集中力が光った」と生徒たちの努力をたたえた。
(学校 2016-06-15付)
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