上川局がコンプライアンス確立会議　重点目標策定へ意見交換　懲戒処分等の状況など確認

（道・道教委 2016-06-15付）

管内教委連や校長会、教頭会などから１３人が出席

　【旭川発】上川教育局は八日、上川合同庁舎で二十八年度管内コンプライアンス確立会議を開いた＝写真＝。校長会や教頭会の会長、管内教育委員会連合会などから十三人が出席。全道および管内における懲戒処分等の状況や、近日中にまとめる交通事故・交通違反、体罰の根絶に向けた管内の重点目標案について意見交換した。

　開会式のあと、清水厚次企画総務課長が全道および管内における懲戒処分等の状況、体罰などについて説明した。「交通事故と速度違反、体罰が後を絶たないことから、これらを減らすべき」と強調。特に、体罰防止について、個別研修の確実な実施による意識啓発の徹底を求めた。

　また、わいせつ事故の防止について、「教師と生徒が一対一の指導とならないよう、管理職等が見回ることなども必要」と指摘。金銭事故について、「事務長と管理職が連携し、しっかりと検査することで防止できる。適切な事務処理に努めてほしい」と話した。

　また、「コンプライアンス意識は、地道で粘り強い取組を続けていくことが大切」と述べた。

　つぎに、交通事故・交通違反、体罰の根絶に向けた重点目標案について説明。前年度に引き続き、「交通事故・交通違反ゼロ宣言」を継続していくとともに、新たに「体罰根絶宣言」を盛り込むことを提案した。

　おわりに、小野寺一郎局長があいさつ。「個別研修をはじめとした効果的な取組を繰り返し行うことが大切。今後も引き続き、交通事故・交通違反、体罰の根絶に向けて取り組んでいきたい」と結んだ。

　なお、管内の重点目標および重点取組は、今回の会議での意見をもとに、近日中にまとめる予定。

(道・道教委 2016-06-15付)