渡島局がコンプライアンス確立会議　不祥事の未然防止徹底へ　体罰撲滅など重点項目定める

（道・道教委 2016-06-15付）

法令順守に対する意識向上に向けた取組の徹底を確認した

　【函館発】渡島教育局は二日、渡島合同庁舎で管内コンプライアンス確立会議を開催した＝写真＝。管内教育委員会教育長会や管内小中学校長会などの代表者十二人が出席。不祥事再発防止に向けて、管内教職員の法令順守に対する意識向上に向けた取組の徹底を確認し合った。

　会議の冒頭、辻俊行局長があいさつ。昨年度の管内における事故発生状況について説明。依然として重大な事故が発生していることから、「教職員のコンプライアンスの徹底に取り組むべく、本年度の重点項目や効果的な実践について協議を行い、不祥事の未然防止に努めてほしい」と呼びかけた。

このあと、山﨑義一企画総務課長が昨年度の全道および管内における不祥事防止の取組状況や教職員の不祥事の発生状況について説明を行った。

　続いて、本年度における管内教職員のコンプライアンス確立に向けた取組について協議。昨年度に引き続き、「交通事故・違反の撲滅」「体罰の撲滅」「わいせつ行為・セクハラの撲滅」の三点を管内の重点取組項目に設定した。

本年度のスローガンとして、「私たちは、服務規律を守り、自分自身や子どもたちを守ります」と設定した。

　今後は、管内の道立学校長および各市町教育長あてに会議内容について通知を発出し、不祥事の再発防止に向けた取組実施を要請していく方針。

(道・道教委 2016-06-15付)