生命の輝き感じて 〝写真の町〟東川町コレクション展 釧路芸術館で7月10日まで
(道・道教委 2016-06-16付)

釧路芸術館東川町コレクション
約170点の写真作品を展示

 【釧路発】道立釧路芸術館は、写真文化首都〝写真の町〟東川町コレクション展「写真のフロンティア~ヒューマニズムの視座から」を開催している=写真=。「現代の人間讃歌~生命の輝き」など三つのコーナーを設け、約百七十点の写真作品を展示している。七月十日まで。

 一九八五年に「写真の町」を宣言した東川町では、国際的なコミュニケーションと写真文化への貢献、地域の活性化を目指して、毎年夏季に「東川町国際写真フェスティバル」を開催しており、二〇一四年には「写真文化首都宣言」を行った。

 フェスティバルの中核となる「写真の町東川賞」は当初から制定し、昨年まで三十一回にわたって国内外の優れた写真作家を表彰。受賞者たちの作品展示と積極的な収集を続けている。

 今回の同展では、「写真の町東川賞」受賞作家たちの様々な個性を反映した多様なコレクションの中から、生命を謳歌(おうか)する人間の姿やその内面性をとらえた作品、ヒューマニズム的な視点から都市や自然の姿を映し出した作品など約百七十点を展示している。

 ①現代の人間讃歌~生命の輝き②現代のトポス~都市と自然③現代のヴィジョン~日常を超えて―の三部で構成。①では、日本のほかヴェネツィアやミャンマー、韓国、アフガニスタン、北朝鮮など外国の人々の生活の様子を伝える作品が並んでいる。

 ②では、一九八三年に撮影した夕張市内の場所を二〇〇八年に再度写すことでまちの変遷を表した写真作品、町並みを多角的に撮影し切り抜いたものを組み立てた立体写真作品など都市や自然の風景をみせている。

 ③では、風景の中にシャッターを長時間露光してペンライトの軌跡を定着させた写真作品、人の身体に刻まれた傷跡に着目し生きる意味を問いかける写真作品などを展示している。

 会場には一般市民のほか、授業の一環で訪れた小学生、中学校・高校の美術部や写真部の生徒もおり、作品を通して自身の生き方や人間存在について考えを深めていた。

(道・道教委 2016-06-16付)

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