合同実施の利点に期待 道教委が事業運営会議開く
(道・道教委 2016-06-16付)

防災キャンプ運営会議
鹿部町の取組などについて意見交換

 道教委は十四日、道庁別館で二十八年度防災キャンプ推進事業第一回事業運営会議を開いた=写真=。鹿部町、木古内町、七飯町との三町合同で実施する利点に期待する声などが寄せられた。

 会議には、事業実施市町村教委担当者、防災関係機関担当者、学識経験者、関係団体・事業関係者五人が出席。

 学校教育局参事(生徒指導・学校安全)の川端雄一参事が開会あいさつに立ち、同事業の趣旨等を説明するとともに、本年度事業を円滑に進めるため、きたんのない意見を求めた。

 学校教育局参事(生徒指導・学校安全)の及川まや主査が防災キャンプ推進事業の留意事項など、事業実施に当たる鹿部町教委の瀧澤静社会教育主事が「地域プラットフォーム」や防災合宿の実施内容などを説明した。

 意見交換に入り、出席者からは、「〝防災〟をより意識したプログラムにしてはどうか」「鹿部町は駒ヶ岳とともに生きてきたまち。火山はいろいろな恵みももたらす一方、恐ろしい一面もある。〝適切に恐れる〟ようにするための内容が必要」などの意見が出た。

 同事業では、これまで単独の自治体が防災キャンプを行ってきたが、本年度は、三町連携して行うことになっていることから、「子どもたちに普段体験できない環境を事業に盛り込むことで、いざというときに自治体の壁を越えて助け合う契機になる。これが三町合同による実施の利点」とその成果に期待を寄せる声も出た。

 また、「地元で防災のために地道な活動を続けている人たちに、地域プラットフォームに加わってもらい、子どもたちに新しい出会いの場をつくっては」「二泊三日の日程で子どもたちがどのように育っていくのか、物語性のある事業にしてほしい」などのアドバイスもあった。

 さらに、「まちを探検し、災害に強いまちづくりを学んではどうか」などのアイデアのほか、出席者それぞれの立場から提供できるプログラムを紹介する発言も聞かれた。

(道・道教委 2016-06-16付)

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