石狩局が時間外勤務・業務縮減推進会議開く　管理職の意識改革要請　週休日振替など制度改正周知を

（道・道教委 2016-06-15付）

重点取組事項を設定するとともに学校などの日常的な取組を内容を決めた

　石狩教育局は七日、道庁別館で管内時間外勤務・業務縮減推進会議を開いた＝写真＝。管内の教育委員会協議会教育長部会や校長会などから九人が出席。二十八年度の重点取組事項として、「月二回以上の定時退勤日と、週一日の部活動休養日の設定・実施」「変形労働時間制や週休日の振替等、改正した制度の周知と有効活用」の二点を設定。学校および教育委員会における日常的な取組内容などを決定した。

　冒頭、馬橋功局長があいさつ。ことし四月、「教育職員の時間外勤務等の縮減に向けた重点取組」「教職員の時間外勤務などの縮減に向けた管理職員による取組」にかかる通知を発出したことにふれながら、管理職員による「業務の従事時間等の管理」や「意識改革」などの重要性を訴えた。

　議事に移り、昨年度の取組を報告したあと、二十八年度の重点項目や重点取組事項、日常的な取組内容などを決定した。

　重点項目は、①部活動休止日の設定などの取組の充実②変形労働時間制や週休日の振替など改正した制度の周知と有効活用③管理職員による業務管理の充実④定時退勤日や時間外勤務など縮減強調週間の定期的な実施―の四点を定めた。

　重点取組事項は、「月二回以上の定時退勤日と週一日の部活動休養日を設定し、実施する」「変形労働時間制や週休日の振替など改正した制度の周知と有効活用を図る」などを挙げた。

　日常的な取組内容は、「生徒のバランスのとれた生活や成長に配慮し、健康管理や安全を確保するとともに、指導する教職員の健康管理や負担の軽減のため、生徒や保護者、地域住民、指導教員などに対し、部活動休養日設定の意義の理解促進に努める」「改正された制度の趣旨を踏まえ、制度の有効な活用を図る」などを新たに盛り込んだ。

(道・道教委 2016-06-15付)