留寿都高「花いっぱい運動」　地域の環境美化に一役　村民と一緒に花壇造成

（学校 2016-06-17付）

アンゲロニアなど約１万株を植えた

　【倶知安発】留寿都高校（髙橋敏史校長）は八日、村内で「花いっぱい運動」を実施した。生徒たちは、村民と一緒になって花壇造成に汗を流し、地域の環境美化に一役買った＝写真＝。

　花いっぱい運動は、地域住民との協力や環境美化の意義を知り、社会性を養い、心豊かな人間の育成を目的に毎年行っているもの。造成する花壇には、同校の生徒たちが冬のうちから丹精込めて育てた花苗を植えている。

　運動に先立ち、髙橋校長は「自ら育てた花の苗を植えることを通じて、住民の方との交流を深め、豊かな心を育んでほしい」と呼びかけ、生徒たちを送り出した。

　このあと、生徒たちは、学年や作業班ごとに分かれて村内各所で活動を開始。用意したアンゲロニア、ビンカ、マリーゴールドなど約一万株の花苗を移植した。

　このうち、道の駅付近の国道沿いでは、住民ボランティア二十五人も参加。また、介護老人福祉施設るすつ銀河の杜や高齢者支援ハウスの花壇では、施設を利用する高齢者の方々と交流しながら作業した。

　作業中には、高齢者と花の話を交わすなど、農業と福祉に取り組む姿が随所にみられた。

(学校 2016-06-17付)