自分らしい生き方実現へ 新得高等支援が開校式挙行(学校 2016-06-17付)
豊かな「生きる力」を育てる教育を展開していく
【帯広発】新得高等支援学校(日向正明校長)の開校式が十一日、同校で執り行われた=写真=。道教委の柴田達夫教育長が開校を宣言し、日向校長に校旗を授与。柴田教育長は式辞で、「仲間や先生方とともに、希望する進路実現に向けて充実した学校生活を」と生徒たちにエールを送った。
同校は、職業学科を設置する知的障がい特別支援学校高等部として本年度から開校した。
教育理念に「豊かな自然の中で 豊かな地域資源を生かし 豊かな〝生きる力〟を育てる」を掲げ、教育目標に「自ら学び、共に高め、豊かな〝生きる力〟を育てる」を設定。校訓「自主・協働・自省」のもと、「自己受容し、主体的に生きる」「多様性を尊重し、共に生きる」「自己と向き合い、今と将来をつないで生きる」ことのできる生徒の育成を目指して取り組んでいる。
式典には、来賓、各学校関係者など合わせて約百人が出席。式前に生徒たちは来賓の受付や接待などを担当した。
開校式では、柴田教育長が開校を宣言し、日向校長に校旗を授与。
式辞に立った柴田教育長は、生徒たちに向けて「高い志をもつ新得高等支援学校の一期生としての誇りと、新たな歴史を創っていくいう気概をもち、仲間や先生方とともに、希望する進路実現に向けて充実した学校生活を送ってほしい」と激励。また、教職員に対しては、「生徒一人ひとりが将来の自立に向け、自らの力で歩み続けることができるよう、創意工夫を凝らした教育活動に取り組んでいただきたい」と期待した。
引き続き、日向校長が登壇。「これからの学校づくりに当たって、〝生徒一人ひとりの自分らしい生き方の実現を支援する学校〟〝地域とともに学び、ともに働き、ともに生きる取組を実現する学校〟〝積極的に社会参加、社会貢献に取り組む学校〟の三点を基盤とした取組を進めていく」と意気込みを語った。
続いて、十勝総合振興局の梶田敏博局長が祝辞として高橋はるみ知事のメッセージを代読。「将来の夢や希望をしっかり見据え、社会へ出るための力を身に付けるとともに、新しい仲間との出会いを大切に、充実した学校生活を送ってほしい」と述べた。
このほか、喜多龍一道議会議員、浜田正利新得町長がそれぞれ祝いの言葉を述べた。
このあと、生徒代表がよろこびの言葉を発表し、充実した学校生活の様子を伝えるとともに、今後の意気込みを語った。
式後には、生徒たちがこれまでの学習の様子や各科の活動などについて、スクリーンを用いて紹介した。
(学校 2016-06-17付)
その他の記事( 学校)
中標津高で選挙出前授業 一票の重さを実感 模擬投票などで制度への理解深化
【根室発】中標津高校(平野雅嗣校長)は八日、同校で三年生を対象とした選挙出前授業を実施した。選挙権年齢が十八歳以上に引き下げられたことを踏まえ、生徒は選挙の仕組みや投票参加の意義、投票手順...(2016-06-22) 全て読む
倶知安農業高が外務省職員招き講演会 好奇心の重要性理解して 世界との付き合い方テーマに
【倶知安発】倶知安農業高校(鎌田一宏校長)は十四日、同校同窓会と共催の特別講演会「外務省職員による講演会」を開催した。講師を務めた外務省国際情報統括官第三国際情報官室の中條一夫氏は「外交官...(2016-06-22) 全て読む
岩見沢農業高生が工事見学会 現場の最新技術を体験 GPSブルドーザー、ドローンなど
【岩見沢発】岩見沢農業高校(西田丈夫校長)の土木工学科の生徒四十人は九日、美唄市内で工事を行っているこぶし建設㈱の現場見学会に参加した。GPSを利用したGNSS登載ブルドーザーの体験試乗や...(2016-06-20) 全て読む
鹿追高が恒例の完歩大会開く 自分の足で目標達成へ 声援背に然別湖まで26㎞
【帯広発】鹿追高校(阿部穣校長)は十一日、第三十七回然別湖畔完歩大会を行った。全校生徒・町民合わせて約二百四十人が参加。生徒たちは、同校から然別湖までの二十六㌔㍍の道のりを、町民やPTAな...(2016-06-20) 全て読む
札幌藻岩高の自転車交通安全教室 再現事故で怖さ実感 スケアード・ストレイト法を活用
札幌藻岩高校(梅原宏之校長)は九日、同校体育館でスケアード・ストレイト教育技法による自転車交通安全教室を開催した=写真=。一・二年生六百三十九人がプロのスタントマンによる再現事故を目の当た...(2016-06-17) 全て読む
別海高1年生が国道で街頭啓発 安全運転お願いします 観光シーズン本格化前に
【根室発】別海高校(高橋尚紀校長)の一年生は三日、同校近くを走る国道二四三号沿線で交通安全街頭啓発活動を実施した=写真=。観光シーズンの本格化を前に、生徒は道行くドライバーへセーフティード...(2016-06-17) 全て読む
全道高校英語プレゼンコンテスト チーム標茶高が準優勝 昨年上回る好成績に沸く
【釧路発】標茶高校(三上拓志校長)は、五月下旬に札幌市内で開かれた高文連主催第四回全道高校英語プレゼンテーションコンテストで、準優勝に輝いた。同校では、昨年度の三位を上回る好成績に沸いてい...(2016-06-17) 全て読む
留寿都高「花いっぱい運動」 地域の環境美化に一役 村民と一緒に花壇造成
【倶知安発】留寿都高校(髙橋敏史校長)は八日、村内で「花いっぱい運動」を実施した。生徒たちは、村民と一緒になって花壇造成に汗を流し、地域の環境美化に一役買った=写真=。 花いっぱい運動...(2016-06-17) 全て読む
札幌南陵高「藤の花コンサート」 美しい音色に包まれて 近隣小中も参加し盛り上げ
札幌南陵高校(佐藤和英校長)は四日、同校体育館で第三十一回藤の花コンサートを開催した=写真=。本年度は近隣の小・中学校五校や札幌南陵高OBで結成している「くまざさ合奏団」などが参加。生徒た...(2016-06-16) 全て読む
蘭越高生がクリーン作戦 美しい町にしよう! 駅前や商店街などの清掃に汗
【倶知安発】蘭越高校(岩佐聖司校長)は十日、全校生徒による毎年恒例の町内クリーン作戦を実施し、地域環境の美化に努めた。 クリーン作戦は、美化意識と社会参加意識の向上を目的に二十年以上継...(2016-06-16) 全て読む