道議会文教委(28年6月20日) 乗船実習生14人、参院選で投票できず 国に制度改正要望―道教委(道議会 2016-06-23付)
道教委は、二十日の道議会文教委員会で、長期乗船実習中の小樽水産高校と函館水産高校の専攻科生徒十四人が来月の参議院議員選挙で投票できないことを明らかにした。
乗船中の船員を対象に、FAXで投票する洋上投票制度がある。しかし、道教委の説明によると、渡島教育局実習船管理室が函館市選挙管理委員会に問い合わせたところ、乗船実習中の生徒は船員手帳を所持しておらず、選挙人登録証明書の交付を受けることができないことから、洋上投票を行うことができないことが判明したという。
該当生徒は、小樽水産高専攻科漁業科一年生六人、函館水産高専攻科機関科一年生八人の合計十四人。
北村善春学校教育局長は「選挙権年齢を十八歳以上に引き下げることとしたこのたびの法改正については、将来、わが国を担っていく世代である若い人々の意見を、国の在り方を決める政治に反映させていくことが望ましいとの考えに基づくものであり、これまで、高校等においては、政治参加の重要性や選挙の意義などについて理解を深め、具体的に社会に参画するという政治的教養を育む指導を実施してきている」と説明。
その上で、「長期乗船実習中の生徒が有権者として選挙に参加する権利を行使できるよう、道選挙管理委員会や全国都道府県教育委員会連合会と連携するなどして、国に対し、制度の改正について要望していく」と答弁した。
佐野弘美委員(日本共産党)の質問に答えた。
(道議会 2016-06-23付)
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