道議会文教委員会（２８年６月７日）　中・高の９割超が部活動休養日設定―児童生徒に向き合う時間の確保で質疑

（道議会 2016-06-09付）

　七日の道議会文教委員会では、教員が児童生徒に向き合う時間の確保と部活動指導にかかわる質疑が行われた。

　伊賀治康教職員課服務担当課長は、道教委が二十一年度に策定した「教育職員の時間外勤務等の縮減に向けた取組方策」に基づき、「学校等の事務処理体制の改善」「部活動指導の実施体制の検討」などに取り組んでいることを説明。

　特に、部活動指導については、道教委と市町村の教委連、中・高の校長会、ＰＴＡ、道中体連、道高体連などとの間で、「週一日程度は休養日を設ける」「休日においては、半日程度でも効果的な活動ができるようにする」ことなどを盛り込んだ申し合わせを行い、講演などを開いて、その内容を周知。

　その結果、部活動休養日の設定については、二十七年度に実施した調査において、中学校九五・二％、高校九三・四％で「取り組んでいる」「割と取り組んでいる」との回答があったことから、「全道的に取組が浸透してきている」との見解を示した。

　加藤貴弘委員（自民党・道民会議）の質問に答えた。

(道議会 2016-06-09付)