２定道議会予算特別委（２８年７月６日）　処分の量定加重も視野―道職員の飲酒運転再発防止で知事

（道議会 2016-07-08付）

　道職員における飲酒運転の再発防止について高橋はるみ知事は、十三日までに策定する新たな再発防止策に盛り込む取組が順守されていない事案については、懲戒処分の量定を加重する考えを明らかにした。また、運転する八時間前からの飲酒を控えることを盛り込む方針を示した。さらに、人事局内に仮称・交通違反速報室を設置し、庁内の迅速な情報伝達体制を構築するとともに、事実関係を確認し速やかに公表すると答弁した。

　六日に開かれた二定道議会予算特別委員会総括質疑で、松浦宗信委員（自民党・道民会議）の質問に答えたもの。

　高橋知事は、再発防止を徹底するための具体的な取組や、万が一、飲酒運転が発生した場合の庁内の迅速な情報連絡等を徹底するための手続きなどを明確化することに加え、懲戒処分の取り扱いを含めた再発防止策を十三日までに策定することをあらためて強調。

　飲酒運転撲滅に向け、道民の先頭に立つ道職員の責務を踏まえ、運転の八時間前からの飲酒を控えることを再発防止策に盛り込むとともに、新たな再発防止策が順守されていない事案については、懲戒処分の量定を加重することを明言した。

　また、庁内の連絡体制の迅速化のため、仮称・交通違反速報室を設置し、発生した場合には、速やかに事実関係を確認した上で公表していく考えを表明した。

　飲酒運転撲滅に向けた姿勢を問われた高橋知事は、「飲酒運転根絶の日」の七月十三日から九月三十日までを飲酒運転根絶取組強化期間として、職員への指導・啓発活動の強化や職場単位での多様な取組を集中的に展開するなど、道警や道教委とも連携し、取組の共有化を図りながら、職員の飲酒運転の根絶に向けた取組を徹底していく考えを示した。

(道議会 2016-07-08付)