道議会文教委の質問・答弁概要(28年6月7日)
(道議会 2016-07-21付)

 道議会文教委員会(六月七日開催)における加藤貴弘委員(自民党・道民会議)、川澄宗之介委員(民進党・道民連合)の質問、および梶浦仁学校教育監、伊賀治康教職員課服務担当課長、鈴木淳義務教育課長、谷垣朗義務教育課教育環境支援担当課長、堀本厚健康・体育課長の答弁の概要はつぎのとおり。

◆部活動指導について

加藤委員 教員の時間確保と部活動の指導について質問する。

 五月三十一日に、自民党の国会議員で構成する「教員の長時間労働の是正に関する議員連盟」が、教員の長時間勤務についての中間取りまとめを馳浩文科大臣に提出した。中間取りまとめによると、教員が児童生徒と向き合う時間が十分に確保できず、新しい時代に対応した教育の質の向上にしっかりと取り組むことができない状況が問題となっており、その中で、特に、中学校、高校の教諭が、土日などの勤務時間外に部活動指導に長時間従事していることが課題となっている。

 このような状況は、本道の学校においても同様と考えるが、道教委では、教員が児童生徒と向き合う時間の確保と中学校、高校の教員の部活動従事時間について、どのように把握しているのか伺う。

伊賀教職員課服務担当課長 教員の時間外勤務の状況について。二十年度に道教委が抽出して行った「教育職員の時間外勤務等にかかる実態調査」では、中学校教諭について、勤務日一日における時間外勤務二時間三十五分のうち、部活動に従事している時間は十九分で一二・三%、休日一日における時間外勤務三時間二十六分のうち、部活動に従事している時間は二時間二十分で六八・〇%となっている。

 また、高校教諭について、勤務日一日における時間外勤務二時間三十五分のうち、部活動に従事している時間は三十五分で二二・六%、休日一日における時間外勤務二時間五十六分のうち、部活動に従事している時間は一時間三十八分で五五・七%となっており、中学校・高校の教員の時間外勤務において、部活動従事時間が大きな割合を占めている状況にあった。

―指摘―

加藤委員 実態調査の内容は、直近の調査内容ではないと思うので、あらためて調査することを指摘しておきたい。

加藤委員 二十年度の調査結果では、中学校・高校の教員の時間外勤務のうち、その大きな割合を部活動に従事している時間が占めているとのことであるが、道教委では、教員が児童生徒と向き合う時間の確保のため、部活動指導の在り方を含めて、これまで、どのように取り組んできたのか伺う。

伊賀教職員課服務担当課長 児童生徒と向き合う時間の確保について。道教委では、二十年度の調査結果を踏まえて、二十一年度に「教育職員の時間外勤務等の縮減に向けた取組方策」を策定し、学校等の事務処理体制の改善、部活動指導の実施体制の検討など、六つの基本方向による具体的な取組を進めてきた。

 特に、部活動指導については、二十五年度に、市町村教委、校長会、PTA、中体連、高体連などと、週一日休養日を設けること、休日においては半日程度で効果的な活動ができるようにすることなどについて、申し合わせを行っており、申し合わせについて、指導教員や保護者の理解を深めるため、道教委としては、スポーツドクターをPTA研修会などに派遣し、メリハリのある部活動の効用等についての講演を実施し、当該講演内容をまとめたDVDを各教育委員会、中学校、高校に配布してきた。

 こうした結果、部活動休養日の設定については、二十七年度において、中学校の九五・二%、高校の九三・四%で「取り組んでいる」または「わりと取り組んでいる」との回答があり、全道的に取組が浸透してきているものと認識している。

加藤委員 部活動の効率的な実施や、指導の充実を図るため、外部指導者を活用することも方策の一つと考えるが、学校において、外部指導者を活用する上で、どのような課題があると認識しているのか伺う。

堀本健康・体育課長 外部指導者の活用について。本道においては、学校の小規模化に伴う教職員数の減少による練習・引率等の負担の増加や生徒の部活動指導に対するニーズの高度化・専門化による指導者の不足などの課題が生じており、こうした課題に対応するため、外部指導者を活用することも有効であるが、活用に当たっては、部活動が学校教育活動の一環であることを踏まえ、具体的な指導の内容や方法のほか、生徒の状況の把握や、事故が発生した場合の対応、顧問教諭との指導体制の確認などについて、教職員と十分な調整を行い、共通理解を図りながら進めることが必要であると考えている。

加藤委員 外部指導者については、解決すべき課題もあるが、部活動指導の充実という面から、今後、その活用を進めていくことが必要であると考える。

 本年度から、紋別市では、元北海道日本ハムファイターズの浅沼寿紀さんが、任期付き職員として中学校、高校の部活動の指導にも当たっている。このケースでは、指導を受ける子どもたちにとって、技術面はもちろんのこと、モチベーションの向上にもつながり、地域でも盛り上がりがあると聞いており、スポーツ選手のセカンドキャリア支援という教育的側面以外の効果も期待できるなど、外部指導者活用制度が秘める様々な可能性を示す好事例として、その成果に大いに注目し、期待している。

 そこで、道教委として、今後、部活動指導の充実に向け、外部指導者の活用に関し、どのように取り組んでいくのかを伺う。

梶浦学校教育監 今後の取組について。道教委においては、これまでも、運動部活動における外部指導者の活用に関し、外部指導者人材リストの作成をはじめ、効果的な活用が図られている実践事例集の作成や、専門的指導者がいない道立学校への派遣などに取り組んできたほか、ことし三月には、外部指導者を活用した効率的な部活動指導に関する道内外の取組事例を取りまとめ、市町村教委および学校に情報提供した。

 今後とも、こうした取組を進めるほか、各種会議や研修会等で、取組事例の普及啓発を図るなどして、市町村教委等において、外部指導者等を活用した部活動指導の充実に向けた取組が推進されるよう、指導助言していく考えである。

―指摘―

加藤委員 教員が児童生徒と向き合う時間の確保と部活動指導の状況、それに対する道教委の取組状況などについて伺った。現在の学校を取り巻く環境の複雑化・困難化を背景として、教員の長時間勤務が慢性化しており、児童生徒と十分に向き合う時間が確保できず、教員が新しい時代に対応した教育の質の向上にしっかりと取り組めない状況は問題であると考える。

 わが会派としては、そうした問題について、きょうの議論を切り口として、引き続き第二回定例会でも議論していく。

◆中学校部活動の在り方

川澄委員 中学校では、多くの生徒が部活動に加入しており、体育系であれば中体連に向けた練習等、文化系であれば各種コンクールへの参加に向けた活動が行われていると承知している。

 現状において、中学校における生徒の入部の割合、入部義務付け等があるのか伺う。

堀本健康・体育課長 中学校の部活動の加入状況等について。二十七年度の「公立小・中学校の体育・保健等に関する調査」では、札幌市を除く公立中学校における生徒の運動部活動への加入状況は五万四千十八人で、生徒全体の六二・二%となっている。

 なお、文化系の部活動の加入状況については、今後、把握する予定としている。

 また、部活動は、生徒の自主的・自発的な参加によって行われる活動であることから、すべての生徒が、必ず部活動に参加しているとは限らないものと認識している。

川澄委員 平日の部活動は、授業が終わったあとに行われていると承知しているが、平日の部活動の実施状況について、調査等を行ったことがあれば、どのような状況か伺う。

堀本健康・体育課長 平日の運動部活動の実施状況について。二十七年度に道教委が調査した、先の調査において、中学校における平日の運動部活動の平均活動時間は、二時間から三時間未満と回答した学校が約六一%、二時間未満と回答した学校が約三八%、三時間以上と回答した学校が約一%となっている。

―指摘―

川澄委員 今のは運動部だけの部分なので、文化系の部活動についても、今後、調査していただきたい。

川澄委員 今、平日について伺ったが、中には、休日もかなり練習している状況があると見聞きしている。

 休日の部活動の実施状況は、現在、どのような状況になっているのか、また、休日の練習について、この間、どのような指導を道教委として行ってきたのか伺う。

堀本健康・体育課長 休日の実施状況について。中学校における休日の運動部活動の平均活動時間は、二時間三十分から四時間未満と回答した学校が約八〇%、二時間三十分未満と回答した学校が約一二%、四時間以上と回答した学校が約八%となっている。

 また、休日の指導については、市町村教委および学校に対し、これまでも、実施体制等について指導しており、あらためて昨年二月に、「部活動指導の見直しにかかる申し合わせ」について通知し、その中で、休日においては、早朝から終日にわたる活動を極力避け、半日程度でも効果的な活動ができるようにすること、特定の教職員に負担が偏らないよう、可能な限り複数顧問の配置を検討することなど、活動上の留意点を示し、生徒や担当教職員の健康・安全のために、年間を通して工夫改善に努めるよう指導している。

―再質問―

川澄委員 聞くところによると、休日も午前、午後を通して活動している。それも、土・日両方とも二部で練習している。これは、運動系にかかわらず、ほかの文化系の部活にも共通している。申し合わせ事項が、部活動の担当教諭に十分行き届いていないのではないかと、現状では思っている。

 再度、この申し合わせ事項について指導する必要があると考えているが、道教委の見解を伺う。

伊賀教職員課服務担当課長 休日における部活動について。道教委としては、部活動の指導や運営に当たって、生徒や教員の健康・安全に配慮する必要があると考えており、指導教員や保護者の理解を深めるため、スポーツドクターをPTA研修会などに派遣し、メリハリのある部活動の効用等についての講演を実施し、当該講演内容をまとめたDVDを各教育委員会、中学校、高校に配布してきた。

 今後とも、こうした取組を続けるとともに、「部活動指導の見直しにかかる申し合わせ」について、様々な機会をとらえ、あらためて周知し、休日においては、半日程度で効果的な活動ができるようにするなど、学校全体で年間を通して工夫・改善に努めるよう、市町村教委や学校に指導していく考えである。

―指摘―

川澄委員 しっかりと指導していただき、決められた範囲内で子どもたちと活動していくことが、本来、部活の在り方であるし、子どもたちの体力や精神的な部分にもかかわる大きな問題であると思っているので、しっかりと徹底していただきたい。

川澄委員 部活動の現状として、先生方が一生懸命取り組んでいることは、私も見ていて感じており、敬意を表したい。

 ただ、平日の活動または休日の活動において、子どもたちは、家庭の都合もあるし、学校外での活動もそれぞれある。そういった行事があっても、部活動がなかなか休みづらい状況があるように聞いている。

 もちろん、こういった点については、申し合わせ事項にあるとおり、休日の指導の在り方もあるが、教員側の意識改革等も必要であると考えている。道教委の見解を伺う。

堀本健康・体育課長 部活動における教員の指導について。本道の中学校の運動部活動においては、週一日以上の部活動休養日を設けている学校が二十七年度で約九五%となっており、多くの学校において、生徒や教職員の負担等に配慮した取組が進められているものと認識している。

 道教委としては、部活動は、生徒の自主的・自発的な参加による教育活動であるという趣旨等を踏まえ、各学校において、部活動休養日や、生徒が主体的に自立して取り組む活動時間の設定など、顧問教諭が生徒の実情等を把握し、指導計画や指導方法の工夫改善に努めて指導に当たることが大切であると考えている。

―再質問―

川澄委員 部活動が休みづらいという状況については、運動部だけではなく、文化部でも同じような状況があると聞いている。吹奏楽などの文化部に対してもしっかりと把握し、指導していく必要があると考えるが、見解を伺う。

鈴木義務教育課長 文化系の部活動について。先ほど答弁したとおり、道教委としては、各学校において、部活動休養日や、生徒が主体的に自立して取り組む活動時間の設定など、顧問教諭が生徒の実情等を把握し、指導計画や指導方法の工夫改善に努めて指導に当たることが大切であると考えており、今後、文化系の部活動についても、加入状況や休養日の設定、実施体制等について把握するとともに、その結果を踏まえて、市町村教委や学校に対して指導助言していく考えである。

川澄委員 過熱化防止策の効果、また、課題等については、現状でどのようになっているのか、あらためて伺う。

 教職員の超過勤務解消および生徒の疲労を考えるのであれば、具体的に平日の練習日数や時間の目安、または、休日の練習をできるだけ行わないなど、他県においては、目安もしっかりと出しているところもあると聞いている。

 こういった点について、指導していかなければならないと考えるが、道教委の見解を伺う。

堀本健康・体育課長 部活動における時間外勤務の縮減等について。道教委では、これまでも、週一日程度の部活動休養日の設定や、放課後の部活動時間を二~三時間程度とすることなどを内容とする、「部活動指導の見直しにかかる申し合わせ」を取りまとめ、各学校や市町村教委に通知するなどして、望ましい部活動の実施に向けた改善が図られるよう、意識啓発に取り組んできており、先ほども申し上げたとおり、多くの学校において、生徒や教職員の負担等に配慮した取組が進められてきているものと認識している。

 今後においても、部活動のねらいを踏まえ、生徒のバランスのとれた生活や成長、部活動指導に従事する教職員の健康や福祉の増進に配慮し、活動時間等を改善していく必要があると考えている。

―指摘―

川澄委員 この点については、過熱化防止の観点と同時に、先生が子どもたちに向き合う時間の確保という観点からも、しっかりと改善していくよう求めておきたい。

川澄委員 就学援助を受けている家庭の中には、部活動の負担が大きいという声を聞いている。就学援助の費目には、クラブ活動の費用が含まれる項目があると認識している。

 遠征や大会参加費、講師謝礼等を含めて、費用負担がどのような状況になっているのか、また、このような点について、調査を行ったことがあるのか伺う。

 また、家庭の経済状況によって、部活動への参加をためらうといった状況もある。運動系も文化系も、必要な用具を各家庭で揃えなければならないことは理解しているが、それが行き過ぎた結果、部活動への参加をためらう、または、部活動をやめてしまう状況があることを聞いている。この点について、道教委は、どのように考えているのか伺う。

堀本健康・体育課長 部活動の経費負担について。中学校における部活動に関し、活動経費の公費・私費の負担区分等の状況については、これまで把握していないが、道教委としては、部活動の経費については、公費と私費の負担区分を明確にし、保護者の負担軽減や適切な執行に努めることが必要であり、道内の中学校の部活動に関しても、学校の設置者である市町村教委の判断のもと、適切に対応しているものと考えている。

 また、市町村においては、経済的な理由によって就学が困難な生徒に対し、学用品や部活動にかかわる経費等を援助する制度が設けられており、今後とも、こうした対応等を通じて、部活動を希望する生徒が、安心して参加することができる環境づくりを進めていくことが大切であると認識している。

―再質問―

川澄委員 経済的な負担から、部活動への参加をためらう生徒がいるのは、悲しい状況だと思っている。保護者の負担を軽減するためにも、道教委として、各市町村の援助に対する、こういった状況を把握していくべきではないかと思っている。見解を伺う。

谷垣義務教育課教育環境支援担当課長 就学援助について。就学援助制度については、すべての児童生徒が円滑に義務教育を受けることができるよう配慮し実施すべきものであり、道教委では、これまでも、就学援助が適切に実施されるよう、市町村教委や学校等に対し、通知や会議などで繰り返し働きかけを行ってきている。

 国による要保護者への支援制度に準じて市町村が実施している準要保護者への支援の状況は、毎年度、国が実施している調査によって把握しており、昨年度においては、百市町村がクラブ活動費を支援の対象としている。

 道教委としては、保護者の経済状況などにかかわらず、子どもたちが安心して教育を受けることができるよう、市町村に対し、就学援助の趣旨を踏まえた適切な対応や必要な予算の確保について、引き続き働きかけていきたいと考えている。

―指摘―

川澄委員 ぜひ、このあとも働きかけをお願いしたい。

川澄委員 道内でも、外部指導者を導入している自治体があると伺っている。

 外部指導者を導入する場合の利点および課題点についてどのように認識しているのか、また、社会教育への部活動の移行について、現時点で、どのような考えなのか伺う。

堀本健康・体育課長 外部指導者の導入状況について。二十七年度において、札幌市を除く公立中学校では、約半数の二百六十二校で五百九十人の外部指導者が導入されており、その効果としては、役割分担による指導の効率化や生徒の意欲の向上、より高度な技術の習得などが挙げられ、課題としては、外部指導者と顧問教諭の打ち合わせ時間の確保や指導方法等について十分に共通理解を図ることなどが挙げられると考えている。

 なお、部活動に関しては、学習指導要領総則において、学校教育の一環として教育課程との関連が図られるよう留意し、その運営においては、地域の人々の協力や社会教育関係団体等との連携を図るなどの工夫を行うこととなっており、道教委では、こうしたことを踏まえ、適切に実施される必要があると考えている。

―指摘―

川澄委員 外部指導者の導入に当たっては、本道の広域分散性の課題や人材確保の問題、予算的な問題もあると承知している。

 外部指導者が入ることによって、非常にメリットが出てくると思っているが、逆に、専門性が高まりすぎるということで、過熱化に拍車をかけることも懸念される。

 地域の実情や、部活動を社会教育へどのように移行するのかなど、地域の実態や実情を踏まえて丁寧に導入に向けた検討を進めていただきたい。

川澄委員 部活動実施日または時間設定に当たって、生徒の話し合い等を重視しながら、主体性をもって生徒が部活動に取り組めるように変えていくなど、部活動全体の在り方について教職員の意識改革を進めるような取組が必要だと考えている。この点についての見解を伺う。

梶浦学校教育監 今後の取組について。生徒の自主的、自発的な参加によって行われる部活動は、学校の教育活動の一環として行われる活動であることを踏まえ、各学校が部活動を実施するに当たっては、生徒が参加しやすいように実施形態などを工夫するとともに、休養日や活動時間を適切に設定するなど、生徒のバランスのとれた生活や成長に配慮することが必要である。

 こうした考えのもと、道教委では、これまでも、各市町村教委や各学校に対し、部活動への主体的な参加を促す取組として、例えば、練習方法などについて、個人やチームで考える活動を設けるなどの事例を盛り込んだ指導資料を作成・配布するとともに、国の事業を活用し、医師や著名なスポーツ選手等をモデル校に派遣して、意欲的・主体的に練習に取り組む意識の醸成を目的とした生徒に対する講演会を実施し、その成果を報告書として取りまとめ、情報提供等を行ってきた。

 今後とも、こうした取組を通じ、各学校において、部活動の目的や生徒の実情等を踏まえた適切な実施が図られるよう指導助言していく考えである。

―指摘―

川澄委員 先生方の部活動の指導に対する熱意、頑張りに対して、水を差すつもりは一切ない。ただ、一定程度の決まりやルールのもとで活動していくことが重要であると考えている。

 特に、子どもたちが先生方の熱意に応えようとすることによって、行き過ぎた指導につながるという悲しい事故等が以前にもあった。

 子どもたちと一緒に、どのような部活動の在り方がよいのか、練習方法や様々な活動の在り方について、しっかりと話し合うことが、本当の意味での自主的・自発的な活動や学びにつながると考えている。

 併せて、保護者の経費負担や教職員の超過勤務の解消という点についても、国も含めて様々な形で、教職員も声を上げてきている。今一度、部活動の在り方については、丁寧に、先生方も含めて、道教委の皆さんとともに、しっかりと考えながらやっていく必要があるということを申し上げる。

(道議会 2016-07-21付)

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