道議会文教委（２８年８月２日）　市町村教委と一体で推進　飲酒運転根絶に向けた取組

（道議会 2016-08-04付）

　道教委は、道議会文教委員会（二日）で、飲酒運転の根絶に向け、市町村教委と一体となった取組を進めていく考えを示した。

　道教委は七月八日、道教委職員・道立学校教職員の飲酒運転根絶に向けた「決意と行動」を策定。職員による飲酒運転を起こさないことを強く決意し、再発防止のための行動として、「飲酒運転根絶取組強化期間の設定」「飲酒運転の根絶に向けた具体的な取組」「飲酒運転が発生した場合の対応」を定めた。

　職場ごとに職員自ら組織するマイカークラブの活動促進、道教委職員・道立学校教職員の飲酒運転事案に対応する交通違反速報室の設置と発生時の速やかな公表などを盛り込んだ。

　併せて、市町村教委に対し、「決意と行動」例を示し、道立学校に準じた取組の実施を呼びかけた。

　道教委の説明によると、市町村教委における取組計画の策定状況は、策定済が四五％、策定予定が五三％、検討中が二％。飲酒運転発生時の公表は、八八％が公表するとし、一％が検討中となっている。

　杉本昭則教育部長は「すべての市町村教委において、危機感を共有し、条例制定の趣旨や取組の必要性を十分理解し、取り組むことが重要」との考えを示した。

　その上で、「取組に時間を要している市町村教委に対し、教育局を通じて、個別にあらためて取組の必要性を丁寧に説明するなどして強く働きかけ、飲酒運転の根絶に向け、道教委と市町村教委が一丸となった取組が進むよう最大限努力していく」と答弁した。

　丸岩浩二委員（自民党・道民会議）の質問に答えた。

(道議会 2016-08-04付)