１年目、異動元校長・異動先校長に対する調査―道小「広域人事調査の集計と考察」から④　制度の趣旨浸透へ丁寧な説明を

（関係団体 2016-07-12付）

「各校長会への説明会、意見交換会等について」など（図をクリックすると拡大表示されます）

【１年目　異動元校長、異動先校長に対する調査】

▼各校長会への説明会、意見交換会等について

▽表参照

▼一般人事に先行した内示であったか

▽「先行」と答えた割合が五〇％だった一方で、「一般と同じ」が四四％だった

▼趣旨等の周知の丁寧さについて（昨年度と比較して）

▽「された」「概ねされた」合わせて七八％だった

▼異動希望者の決定にあたり困難に感じることはあったか

▽表参照

▽困難に感じたこと

・教員に広域人事の必要感がないため必要数を生み出すために苦労すること

・異動条件の希望が尊重されなかったこと

▼受け入れにあたり、受け入れ体制に困難を感じることはあったか

▽表参照

▽困難に感じたこと

・校内的な引継や連絡調整等、住居等の決定から手続きについても、細かな打ち合わせが必要だった

・初任段階教諭として四年を勤務した教諭のため、担任や校務分掌の適材適所が分からず困った

▼受け入れ希望調査、後任人事等、校長等の具申は尊重されたか

▽表参照

▼実務担当者による説明会や意見交換会について

▽校長会への意見交換等は特になかった（制度の説明が中心）

▽丁寧な説明を望む

▽意見が反映されるようにしてほしい

【分析】

▽各校長会への説明会、意見交換会については、地域による格差が生じている

▽「説明のみ」「文書での説明、通知が主だった」という回答もあり、説明会の在り方や内容について、検討していく必要がある

▽内示の時期や伝え方、実務担当者による説明会・意見交換会についても同様のことが言える

▽「本制度が始まってから、一度も説明会や意見交換会は実施されていない」という回答もあった

▽広域人事制度が効果的に実施されるためには、この制度の趣旨がさらに周知されることとともに、各学校の意見が反映され改善が進むことが必要である

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「受け入れにあたり、受け入れ体制に困難を感じることがあったか」など（図をクリックすると拡大表示されます）

(関係団体 2016-07-12付)