道特別支援学校長会が理事研開く　先頭に立ち、範を示して　飲酒運転の根絶に向け決意

（関係団体 2016-07-07付）

「各学校において、これまで以上に規範意識を高めたい」と五十嵐会長

　道特別支援学校長会（五十嵐利裕会長）は四日、道庁別館で二十八年度第一回理事研究協議会を開いた＝写真＝。開会あいさつに立った五十嵐会長は、道教委が飲酒運転根絶に向け、各管内で臨時校長会議を開くなどの取組を進めていることを、校長会として重く受け止め、「教育公務員として正に先頭に立って範を示さなければならない」と決意を新たにした。また、今月十三日の「飲酒運転根絶の日」を前に、「各学校において、これまで以上に規範意識を高めたい」と述べた。＝あいさつ概要は後日掲載＝

　道は「道飲酒運転の根絶に関する条例」を制定し、昨年十二月に施行。それを受け、六月に「道飲酒運転の根絶に関する基本方針」を策定するなど、道民を挙げた取組を進めている。

　しかし、同月、警察官、道職員、公立学校教員が酒気帯び運転によって、逮捕、検挙される事案が相次いで発生。開会中の二定道議会で知事、教育長、警察本部長が陳謝する事態となった。

　道教委は、教育局長や所管機関の長を対象とした臨時会議を開き、「管内すべての学校のすべての教職員が、飲酒運転の根絶に向けて、率先して交通法規を順守し、〝飲酒運転をしない、させない、許さない〟という規範意識を強くもつよう取組を徹底」することを確認。各管内で臨時教育長会議、校長会議を開くなどして、指導を強化することを求めた。

　道特別支援学校長会の理事研究協議会で、あいさつに立った五十嵐会長は、これらの状況を校長会として重く受け止め、「飲酒運転の根絶に向けて、北海道が一丸となって取り組んでおり、教育公務員として正に先頭に立って範を示さなければならない」と決意を新たにした。

　また、今月十三日、条例で定める「飲酒運転根絶の日」を迎えることから、「各学校において、これまで以上に規範意識を高めたい」と述べた。

　五十嵐会長は、このほか、六月に開かれた全国特別支援学校長会総会・研究大会の内容、特別支援教育にかかわる国や本道の動向を説明。

　また、学校経営にかかわる課題として、人事評価制度やストレスチェック制度を取り上げたほか、職場づくりの重要性にふれ、「教職員が〝すべては子どもたちのために〟、支え合える職場づくりを進めていきたい」と述べた。

　理事研では、このあと、校種別校長会研究計画や支部活動計画、夏季研究協議会などについて協議。

　また、現状の課題として、「ＩＣＴの活用と整備状況」「寄宿舎指導員の配置」などについても研究協議を行った。

(関係団体 2016-07-07付)