道小学校長会が第２回理事研開く　９月の小樽大会へ一丸　活動の改善・充実を―松井会長

（関係団体 2016-07-07付）

理事研では、行政説明や協議などを行った

　道小学校長会（松井光一会長）は四日、ホテルライフォート札幌で第二回理事研修会を開催した＝写真＝。八月の文教施策懇談会、九月の道小小樽大会に向け、一丸となって活動していくことを確認した。あいさつに立った松井会長は「各地区を大切にする校長会としての在り方を自覚し、“未来を見据え、チーム北海道として進む道小”としての活動の改善と充実に向け、検討を重ねていきたい」と述べた。

　冒頭、松井会長があいさつ。情報提供として、①教員の資質能力の向上②教職員定数のさらなる充実を求める緊急要望書③中教審の総則・評価特別部会や小学校部会の議論の取りまとめ（案）④「教育改革の動向」―の四点について説明した。

　①では、求める教員像の一位が「教科指導力」「児童理解力」「生徒指導力」を抑えて、「苦情対応力」となったことを取り上げた。

　②では、今後教育関係者だけではなく、首長をはじめとする他部局への要望活動を進めていく考えを示した。

　③では、これまで総則には小学校のみに学級経営の充実が位置付けられていたが、小中高を通じた学級経営の充実を図ることが重要となることなどを強調。

　④では、職業の多くは今後なくなっていくのではないかという予想に対し、仕事の有り様が変わるのではないかなど、様々な例を挙げて説明した。

　また、八月に予定されている、道教委との文教施策懇談会・各課懇談会への協力、九月に予定している道小教育研究小樽大会への参加を呼びかけ、「北海道の素晴らしい校長や各地区を大切にする校長会としての役割を自覚し、“未来を見据えチーム北海道として進む道小”としての活動の改善と充実に向け、検討を重ねていきたい」と締めくくった。

　続いて、道教委義務教育課の波岸克泰主幹が「次期学習指導要領改訂に向けた検討状況について」と題し行政説明し、アクティブ・ラーニングの視点、カリキュラム・マネジメントの充実等について解説した。

　このほか、教育情勢、第五十九回道小小樽大会の準備状況の報告のほか、道教委への要望活動について協議を行った。

(関係団体 2016-07-07付)