教育局間の連携深化要請　広域人事調査結果を道教委に提出―道小

（関係団体 2016-07-05付）

松井会長などが原教職員課長に調査結果を手渡した

　道小学校長会（松井光一会長）は六月三十日、道小がまとめた「二十八年度広域人事に関する調査結果」を道教委の原光宏教職員課長に手渡した＝写真＝。

　道小では、広域人事制度について、人材を送り出す側、受け入れる側のメリット・デメリットを洗い出し、今後の制度に役立ててもらおうとアンケート調査を実施。今回、集計と考察がまとまったことから、先日行われた全道会長研修会での説明を経て、道教委へ提出したもの。

　アンケートは、三年目終了者本人および異動元校長と異動先校長、一年目対象者本人および異動元校長と異動先校長、今回新たに、戻り人事二年目終了者本人および学校長をアンケート対象者に加えた。

　当日は松井会長と後藤秀樹事務局幹事が道教委を訪れ、原教職員課長にアンケートの調査結果を手渡した。

　後藤幹事は調査結果について、「三年目終了者のほとんどが参加して良かったこととして、授業力の向上や、職場や仲間との交流を挙げるなど、前向きな回答が得られた」「校長の負担感が減ってきている」などの分析結果を説明。松井会長は「異動元の教育局、異動先の教育局が連携を密に取り、異動者をフォローしていただきたい」と要望した。

　これを受け原教職員課長は「制度を進めていく上で、こういう調査は非常にありがたい。各教育局等の連携を深めていくよう努力していく」と語った。

(関係団体 2016-07-05付)