第１６回高校生ものづくりコンテスト化学分析部門　函館工・池田さんが最優秀賞　１５人が技術や完成度など競う

（関係団体 2016-07-01付）

２時間３０分の競技時間内で測定し、報告書をまとめた

　第十六回高校生ものづくりコンテスト道ブロック大会化学分析部門が六月二十四日、札幌琴似工業高校で開かれた。全道から五校十五人が参加し、技術や完成度などを競った。函館工業高校工業化学科三年の池田小梅さんが最優秀賞に輝いた。

　主催は道工業高校長会・道高校工業クラブ連盟（会長・池田尚志札幌工業高校長）。道教委、道産業教育振興会、北海道の工業教育を推進する会が後援。

　大会は、生徒たちのものづくりの技術・技能の継続や向上を図り、工業化学や環境科学の学習活動を的確に活用できるかを競うもの。

　開会式では、白野勝義大会長があいさつに立ち、「自分を信じて頑張って」と呼びかけた。

　札幌琴似工業高三年・岩間廣一朗君の宣誓に続いて、競技スタート。

　課題は、「水の硬度を測定するキレート滴定法を用いて、二種類の試料水の全硬度・カルシウム硬度・マグネシウム硬度を求め、測定結果報告書を提出する」。生徒たちは、二時間三十分の競技時間で、技術や作業態度、完成度を競い合った。

　審査の結果、函館工業三年の池田さんが最優秀賞に輝き、全国大会の出場を決めた。また、優良賞を受賞した岩間君が開催地域枠で推薦され、全国大会に出場する。

　全国大会は、十一月十二・十三日に札幌琴似工業高で開催される。

　大会結果はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽最優秀賞＝池田小梅（函館工業三年）

▽優秀賞＝藤島樹梨亜（函館工業三年）、小山内悠貴（旭川工業三年）

▽優良賞＝大平和成（釧路工業三年）、藤井大樹（旭川工業三年）、岩間廣一朗（札幌琴似工業三年）

(関係団体 2016-07-01付)