留萌管内小中教頭会が研究協議会　教育課題の解消へ議論　管理職としての指導性など

（関係団体 2016-06-29付）

教頭としての職能向上を図った

　【留萌発】留萌管内小中学校教頭会（鈴木義樹会長）は十七日、苫前町公民館で二十八年度管内小中学校教頭研究協議会を開催した＝写真＝。管内の小・中学校教頭や教育関係者など三十一人が参加。管内の教育課題や学校経営上の諸問題について協議し、教頭としての職能向上を図った。

　はじめに、鈴木会長があいさつ。「教頭は、学校の情報が一番集まるところにいる。その情報を校長の経営方針のもと、教職員の資質向上、学校力向上のために使うことが大切」との考えを示した。

　その上で、「若い教師が多い職場だと思うが、若さは貴重な財産。“学ぶことは真実を心に刻むこと、教えることはともに希望を語り合うこと”という言葉があり、自校の教職員と教育の理想やロマンを語り合える関係をつくってもらいたい」と呼びかけた。

　来賓あいさつでは、苫前町教委の池田文敏教育長が「管理職の皆さんは、二、三年のサイクルで異動となるが、短期間だからこそ自分の経営感覚で学校経営をしてもらいたい」と期待。「失敗というのは付きものだが、任された年数の中でどれだけ自分らしさを出せるかが重要。失敗を恐れずにやっていただきたい」と求めた。

　続いて、留萌教育局の岸本亮企画総務課長が、教職員の不祥事防止等に関する講話を実施。自身の経験談などを交えながら、不祥事の発生原因などを説明した。

　このあと、研究主題「生きる力を育む　信頼される学校づくりの推進～留萌のよさを生かした教育課程経営における教頭の指導性の在り方」のもと研究協議を行い、管内の教育における課題解決に向け研鑚を積んだ。

(関係団体 2016-06-29付)