国立大雪青少年の家イメージキャラクター　「たびうさぎ」に決定　広報大使として施設をＰＲ

（関係団体 2016-06-24付）

ナキウサギがモチーフ。帽子は美瑛富士など三峰の形でデザインした

　【旭川発】ことしで開所五十周年を迎える国立大雪青少年交流の家（阿部豊所長）のイメージキャラクターが決定した。応募総数三百十三通の中から、当麻町立当麻中学校二年・大久保翼君の「たびうさぎ」を採用。今後、同所では新たなキャラクターを広報大使として活用し、着ぐるみ化も計画している。

　同所では、ことし十月で開所五十周年を迎えることから、記念事業の一環として、道内の児童生徒から広くイメージキャラクターとその愛称を募集。五十周年記念事業を知ってもらうとともに、同所が身近な体験活動施設として親しまれ、利用促進につなげるねらいがある。

　募集作品のテーマは、大雪山国立公園に位置する同所の豊かな自然や動植物、青少年の活動、躍動感を象徴するもの。昨年十一月末までに応募があった三百十三通の中から、当麻中二年の大久保君の「たびうさぎ」に決定した。

　「たびうさぎ」は十勝岳連峰に生息するナキウサギがモチーフ。各地を巡りながら多くの人との出会いや交流・体験を重ね、成長していく「旅」の意味が込められている。

　デザインには、十勝岳の麓に位置する同所をイメージ。美瑛富士、美瑛岳、十勝岳の形をした帽子には、開所した年として「ＳＩＮＣＥ１９６６」と書かれている。また、キャラクターが背負うリュックサックには所章が描かれている。

　今後、同所では「たびうさぎ」を広報大使として活用する。缶バッジ製作や塗り絵など体験プログラム等での工作活動の素材とするほか、着ぐるみ化も計画。「親しみのもてるキャラクターを通して、当施設の利用促進につながれば」と期待を寄せている。

(関係団体 2016-06-24付)