就職指導の改善に関する研究指定校―道教委　月形高など６校に加配　求人開拓の在り方など調査

（道・道教委 2016-07-29付）

　道教委は、二十八年度就職指導の改善に関する研究の実践研究指定校を決定した。高校における就職指導の改善・充実を図るため、就職指導専門の教諭を各一人加配するもの。指定校は月形高校、札幌白陵高校、七飯高校、美瑛高校、音更高校、白糠高校の六校で、求人開拓の在り方等について実践的な調査研究を行い、高校の就職指導の改善を図っていく。

　同事業は、十四年度から実施している。事業期間は単年度とし、指導経験が豊富な教諭を各校一人ずつ加配。教科担任をもたずに就職指導担当とし、指定校とともに近隣の高校とも連携、情報交換しながら就職指導の改善を行っていく。

　研究課題は、「公共職業安定所や進路相談員と連携した、効果的な企業等への求人開拓の在り方」「就職状況の変化に対応した、効果的な就職相談の在り方」など。

　加配された教諭は、実践研究指定校で、①生徒の就職希望の把握とそれを踏まえた求人の開拓②公共職業安定所からの求人情報の収集③進路だよりや講演会等を通した生徒への就職情報の提供④生徒に対する就職相談の実施―の四点を推進する。

　近隣校に対しては、「公共職業安定所からの求人情報収集」「就職情報の提供」「進路講演会での講演等、就職指導に対する支援」などに取り組む。

(道・道教委 2016-07-29付)