胆振局いじめ問題等対策連絡協議会　未然防止・早期発見へ　関係機関の連携強化など議論

（道・道教委 2016-07-29付）

課題解決の具体的方策を議論した

　【室蘭発】二十八度第一回胆振管内いじめ問題等対策連絡協議会（会長・阿部清明胆振教育局長）が十五日、むろらん広域センタービルで開催された＝写真＝。いじめ・不登校等の未然防止や早期発見、早期解消の取組の充実に向け、関係機関が連携強化を図るとともに、課題解決のための具体的方策について議論した。

　冒頭、阿部会長があいさつに立ち、管内におけるいじめ認知件数が増加傾向にあることについて、「憂慮すべき状況」と説明。「各学校においては基本方針を策定いただいているところだが、こうした取組に加え、学校、家庭、地域、関係機関それぞれが複雑化するいじめ等の未然防止に向けて組織的に取り組む必要がある」と協議会の意義を強調した。

　はじめに、胆振局高校教育指導班の佐々木貴信指導主事が、全道・管内におけるいじめを含む生徒指導上の諸問題の状況、同協議会にかかわる今後の取組について説明した。

　続いて、登別青嶺高校の辻伸也教頭が「いじめ未然防止プログラムの作成」について実践発表。①生徒たちの居場所づくり②生徒たちの絆づくり③生徒たちの環境づくり―の三点を重視してプログラムを作成したことなどを紹介した。

　このほか、「関係機関・団体におけるいじめを含む生徒指導上の諸問題への対策」をテーマに協議。関係機関が連携を図りながら、諸問題の解決に向けて活発に議論を交わした。

(道・道教委 2016-07-29付)