ネイパルの管理目標達成度評価等―道教委まとめ 森が総合評価「A」達成 全施設で満足度9割超に(道・道教委 2016-09-12付)
道教委は、道立青少年教育施設六施設の「利用者満足度調査」および「管理の目標達成度調査」結果をまとめた。「満足度調査」は、宿泊利用団体七百十九団体を対象に実施。施設の「プログラムや事業の内容などのサービス」に対しては七五・七%、親切さや的確さなど「職員の対応」には九八・五%、また、「全体的な感想」では、九七・六%の利用者が「満足」「やや満足」と高く評価した。また、全施設の満足度が九割を超えた。「達成度調査」では、施設利用の促進や体験活動機会の提供などの評価を踏まえた総合評価で、ネイパル森が達成水準を満たしている「A」評価となった。
指定管理者制度を導入している砂川・深川・森・北見・足寄・厚岸の六施設について、二十七年度の結果を取りまとめた。
「利用者満足度調査」は、二十七年六~八月の三ヵ月間、施設を宿泊利用した学校・学校教育関係団体・社会教育関係団体・その他の団体を合わせて七百十九団体を対象に実施した。
調査結果をみると、十項目の設問のうち、「施設の利用目的」は、六施設平均で、学校の「宿泊研修」が四二・九%で最も多く、「部活動の合宿」「その他の事業・活動」を含む学校の活動が半数を超えた。
「プログラムや事業の内容などのサービス」は、六施設平均で、「満足」五八・二%、「やや満足」一七・六%を合わせて七五・七%。施設別では、「満足」「やや満足」を合わせて、深川八二・二%、足寄八一・二%などとなっている。
親切さや的確さなどの「職員の対応」については、六施設平均で、「満足」八二・二%、「やや満足」一六・三%、合わせて九八・五%と高い評価。森は一〇〇%だった。
「全体的な感想」では、六施設平均で、「満足」七一・二%、「やや満足」二六・四%を合わせて九七・六%と高い評価を受けた。
一方、「管理の目標達成度調査」は、「多くの道民に対する利用の促進」「体験活動機会の提供」「サービスの充実と安全管理」「運営の改善」の四区分・八項目について評価。これらには、「利用者満足度調査」結果も反映されている。
評価項目ごとの評価採点の合計値によって、「AAA」(非常に適切な管理運営)、「AA」(十分に達成水準を満たしている)、「A」(達成水準を満たしている)、「B」(達成水準を満たしていない)、「C」(不適切な管理運営であり、道が改善指示を行う)の五ランクで総合評価を行った。
「多くの道民に対する利用の促進」のうち、「年間宿泊室稼働率」は、五〇%を目標値としており、深川六四・八%をはじめ、全施設で達成した。
「体験活動機会の提供」では、「主催事業」実施数の目標値十三回に対し、厚岸二十四回など、こちらも目標達成。
「サービスの充実と安全管理」のうち、「職員資質の向上」のための外部研修参加回数は、目標値四回に対し、厚岸二十五回など、各施設とも、目標値を超えて盛んに研修していた。
総合評価では、森が「A」評価、そのほかの施設が「B」評価だった。
(道・道教委 2016-09-12付)
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