道教委が公立小・中事務職員研修会　学校力向上へ研鑚積む　講演やグループ協議など

（道・道教委 2016-09-12付）

１２０人が参加した

　道教委は五日、札幌市内の道自治労会館で二十八年度道公立小・中学校事務職員（新たなミッションを担う事務職員）研修会を開催した＝写真＝。加配事務職員をはじめ、加配事務職員を配置している小・中学校管理職など約百二十人が出席。国立教育政策研究所の藤原文雄総括研究官の講演や事例研修、グループ協議を実施し、それぞれの役割やチーム学校の目的を確認するとともに、、学校力向上に向けて研鑚を積んだ。

　「新たなミッションを担う事務職員」配置校における校長と加配事務職員に対し、校長による事務職員を含めた学校組織マネジメントの在り方や、加配事務職員が担う役割について理解を深め、配置校における学校力向上に資することが目的。

　当日は、国立教育政策研究所の藤原総括研究官が「チーム学校と学校事務職員の役割について」と題して講演した。

　藤原総括研究官は、①「チーム学校」とは何か②「チーム学校」における校長の役割③「チーム学校」における副校長・教頭の役割―の三つを柱にそれぞれのポイントを説明した。

　“チーム学校”を実現する上で必要不可欠となる、校長のリーダーシップの在り方を解説。「多様な専門性をもった職員を有機的に結び付け、共通の目標に向かっていくことが重要」と強調した。

　講演後は、「校長の取組」「加配事務職員の取組」と題して事例紹介。「取組の検証と今後に向けて」と題してグループ協議・意見交換を行い、学校力向上に向け研鑚を積んだ。

(道・道教委 2016-09-12付)