3定道議会一般質問(28年9月26日) 実情に合った取組へ機運醸成図りたい 子の貧困対策で質疑(道議会 2016-09-29付)
三定道議会一般質問(二十六日)では、子どもの貧困対策について質疑が行われた。
高橋はるみ知事は「子どもの貧困を社会的に重要な課題として理解を深め、参加協力してもらうよう、機運を醸成して行くことが重要」とした上で、「子どもの貧困対策推進計画に掲げた教育、生活、就労、経済的支援等の取組状況をホームページに掲載するとともに、当事者であった方々や支援団体などと連携の上、市町村や関係団体に対し様々な機会を活用して貧困の現状や道の取組などについて発信している」と説明。「今後とも実態調査の結果をとりまとめ、子どもの貧困の実態について幅広く周知を図り、道民の協力を得て地域の実情に合った効果的な取組を促進していく」と述べた。
また、保健福祉部の田中弘行少子高齢化対策監は子どもの貧困の実態把握について、「現在、有識者や支援団体、当事者であった方々で構成しているネットワーク会議から意見をいただき、朝食や子ども部屋といった子どもの生活に必要とされるものが欠けているといった状態の設問や世帯収入にかかわる設問など調査方法について検討している」と答弁した。
支援を必要としている子どもたちの把握については、「学校へのスクールソーシャルワーカーの派遣や相談支援の充実に加え、生活困窮世帯の子どもたちに対する学習支援などに取り組むとともに、本年度から様々な環境で生活する子どもたちが学びや食事をともにしながら安心して過ごすことのできる居場所づくりを進めることとしており、こうした取組をもとに支援を求める子どもたちを把握し、実際の支援に結びつけていくなど相談支援施策の充実を図っていく」と答えた。
道教委の柴田達夫教育長は、子どもたちの支援について、「保護者の経済状況などにかかわらず、すべての子どもが等しく教育を受けることができるよう、就学援助制度の確実な実施について、市町村教委や学校に対して働き駆けてきた」とし、「今後は、知事部局が実施する子どもの生活環境の実態調査なども参考にしながら、保護者に対す制度の周知を図っていく」と答えた。
保護者に対する支援制度の周知に関して、「無料低額診療など福祉担当部局が実施する制度についても就学支援制度と合わせて情報提供ができるよう働きかけていく」と述べた。
真下紀子議員(日本共産党)の質問に答えた。
(道議会 2016-09-29付)
その他の記事( 道議会)
3定道議会予算特別委(28年10月4日) 指針周知徹底や相談窓口充実へ 管理職のパワハラ防止で教育長答弁
道教委の柴田達夫教育長は、三定道議会予算特別委員会第二分科会(四日)で、学校管理職員によるパワーハラスメントについて、その防止に向けた指針の趣旨の周知徹底や相談窓口の内容充実に努める考えを...(2016-10-06) 全て読む
3定道議会予算特別委(28年10月3日) 道、道教委などが連携し「ボッチャ」普及 スポーツ振興で質疑
三定道議会予算特別委員会第一分科会が三日に開かれ、オリンピック・パラリンピックとスポーツ振興について、質疑が行われた。 中で、パラリンピックの公式種目となっている障がい者スポーツ「ボッ...(2016-10-05) 全て読む
2定道議会予算特別委の質問・答弁概要(28年7月5日)
二定道議会予算特別委員会(七月五日開催)における川澄宗之介委員(民進党・道民連合)の質問、および柴田達夫教育長、村上明寛総務政策局長、北村善春学校教育局長、河野秀平教育政策課広報・情報担当...(2016-10-05) 全て読む
3定道議会一般質問(28年9月28日) 政治的中立性確保へ指導を徹底 柴田教育長が答弁
二十八日の三定道議会一般質問では、教育における政治的中立性について、質疑が行われた。 藤沢澄雄議員(自民党・道民会議)が、二定道議会予算特別委員会第二分科会(七月五日)で取り上げた、道...(2016-09-30) 全て読む
3定道議会一般質問(28年9月26日) 子の心情に即したきめ細かな対応を 多様性の尊重で教育長答弁
三定道議会一般質問(二十六日)では、多様性を尊重する社会について質疑が行われた。 柴田教育長が答弁。性同一性障がい等に関する道教委の取組や教職員への研修について説明したほか、市町村教委...(2016-09-29) 全て読む
3定道議会一般質問(28年9月23日) 教職員の多忙化 解消で教育長答弁 部活動休養日への 理解・周知徹底を
二十三日の三定道議会一般質問では、教職員の多忙化解消にかかわって、部活動の休養日設定について質疑が行われた。 柴田達夫教育長は「中学校、高校の教員の時間外勤務において、部活動の従事時間...(2016-09-28) 全て読む
3定道議会一般質問(28年9月23日) 災害発生時の対応で答弁 情報収集や支援 体制に万全期す
二十三日の三定道議会一般質問では、一連の台風被害にかかわって、災害時の連絡支援体制について質疑が行われた。 柴田教育長は「道の災害対策本部設置に合わせ、教育対策本部を設置し、児童生徒の...(2016-09-28) 全て読む
3定道議会一般質問(28年9月23日) 柴田教育長が答弁 教育活動へのジオパーク活用を普及
道教委の柴田達夫教育長は、三定道議会一般質問(二十三日)で、学校教育におけるジオパークの活用について答弁した。 川澄宗之助議員(民進党・道民連合)の質問に対して、まず、「特徴的な地形や...(2016-09-28) 全て読む
3定道議会一般質問(28年9月26日) 日本遺産認定で質疑 29年度認定へ 機運高まり
道教委の柴田達夫教育長は、三定道議会一般質問で日本遺産について、これまで文化庁職員を講師とする日本遺産の認定に関する説明会の開催など様々な取組をしてきたことを挙げながら、「二十九年度の認定...(2016-09-28) 全て読む
3定道議会一般質問(28年9月26日) 児童虐待防止で高橋知事 役割分担踏まえ 市町村への支援検討
三定道議会一般質問(二十六日)では、高橋はるみ知事が、児童虐待における市町村の連携について、「役割分担を踏まえた市町村支援の在り方について検討を進めるとともに、引き続き児童相談所職員の要保...(2016-09-28) 全て読む