３定道議会一般質問（２８年９月２６日）　子の心情に即したきめ細かな対応を　多様性の尊重で教育長答弁

（道議会 2016-09-29付）

　三定道議会一般質問（二十六日）では、多様性を尊重する社会について質疑が行われた。

　柴田教育長が答弁。性同一性障がい等に関する道教委の取組や教職員への研修について説明したほか、市町村教委や道立学校の取組について、「研修を行っている割合が低いことから、校内整備に取り組んでいる事例や、指導資料等を活用した研修の事例などを取りまとめ、学校に提供するなどして、研修の確実な実施と充実に努める」と答えた。

　性同一性障がい等のある児童生徒に対する学校施設の対応について、「一校の道立学校を除くすべての道立学校において多目的トイレを設置してきたが、市町村立学校では半数程度の整備状況となっている」とし、「市町村に対し、国の補助事業を活用した多目的トイレなどの整備を積極的に働きかけていく」とした。

　また、性同一性障がいのある児童生徒に対して、「職員トイレの使用や更衣室としての保健室の利用など、学校生活の各場面で様々な工夫をしながら支援に取り組むよう、児童生徒の心情に即したきめ細やかな対応について、市町村や学校に対し、指導助言を行っていく」と答弁した。

　真下紀子議員（日本共産党）の質問に答えた。

(道議会 2016-09-29付)