２８年度道教育功績者表彰受賞者決定　田中氏など１０人に栄誉　１２月２０日に表彰式―道教委

（道・道教委 2016-09-29付）

　道教委は、二十八年度道教育功績者表彰の受賞者を決定した。保健体育において、体力向上に目覚ましい成果を上げるなど、本道教育の充実発展に尽力した田中佳樹氏（岩見沢市立明成中学校長）をはじめ、十人が晴れの栄誉に輝いた。表彰式は十二月二十日午前十一時からホテルライフォート札幌で執り行われる。＝受賞者の功績概要は後日掲載＝

　同表彰は、本道の教育振興に功績のある教育職員その他の教育関係者を表彰して、その功績に報い、教育の振興に寄与することを目的に、昭和二十八年度から実施しており、本年度で六十二回目。教育職員として在職し、その功績が特に顕著な人や、教育職員として特に模範とすべき行為のあった人などを毎年度、表彰している。

　本年度、受賞が決まった田中氏（岩見沢市立明成中学校長）は、保健体育において、児童生徒の体力向上に目覚ましい成果を上げた。

　早瀬良樹氏（前寿都町教委教育長）は、ＩＣＴ教育機器導入や英語に特化した事業の展開など、町内学校教育の充実発展に尽力した。

　岡野伸二氏（函館市立深堀中学校長）は、理科教育で優れた研究実績を収めるとともに、優秀な人材育成で功績を上げた。

　川野真一氏（七飯町立大中山中学校長）は、ＡＬＴの活用などによって、自己表現力の育成や英語の基礎学力向上に尽力した。

　中山雅文氏（旭川市立朝日小学校長）は、小中併置校の良さを生かしたチーム学校としての授業などを各種研究大会で発信した。

　松藤藤吉氏（前中富良野町教委教育長）は、読書活動推進計画の策定や小中連携会議発足など、町の教育環境の基盤を築き上げた。

　東国広氏（北見市立南小学校長）は、学校の置かれた環境や地域特性を活用した先進的な取組を展開し、教育効果を高めた。

　石原基博氏（帯広市立明星小学校長）は、個別化・個性化教育などの充実を図り、特色ある教育活動の推進に努めた。

　梅本宏之氏（釧路市立幣舞中学校長）は、ＡＬＴを活用した英語指導の工夫改善や、生徒の英語の基礎学力向上に努めた。

　また、渡辺仁平氏（厚岸町立真龍小学校長）は、児童生徒の主体性を重視した教育課程実践に努め、魅力ある学校づくりに尽力した。

　本年度の十人を含め、受賞者数は五百九十八人を数える。

　表彰式は、十二月二十日午前十一時からホテルライフォート札幌で執り行われる。

(道・道教委 2016-09-29付)