本年度は延べ２８市町を指定　文科省委託「ＣＳ導入等促進事業」―道教委

（道・道教委 2016-09-27付）

　道教委は、二十八年度文部科学省委託事業・学校を核とした地域強化プランのうち、「コミュニティ・スクール導入等促進事業」の指定地域を決めた。コミュニティ・スクール（＝CS）導入の促進、CSの取組の充実などからなる事業で、昨年度より十三地域多い、道内延べ二十八市町を指定。社会総がかりで教育再生を実行し、子どもや地域等が抱える課題を地域ぐるみで解決する仕組みづくり等を推進するととともに、地域コミュニティの活性化等を図っていく。

　CSの導入促進事業は、学校運営協議会の設置に向けた課題の解決方法や、設置後の運用方法、学校運営に当たって、関係する他機関・組織との連携を進める上での学校運営協議会の在り方について検討。指定市町村は、CS推進委員会を設置し、CS導入に向けた課題や解決方策について検討を進める。

　CSの取組充実では、学校運営協議会の協議の実質化や地域住民等の幅広い参画の促進、小・中学校の連携・接続の強化を図るための取組や、学校支援地域本部事業等との連携を強化し、熟議と協働の充実を図るための具体的方策を検討していく。

　また、学校組織における学校と地域をつなぐコーディネーター機能の位置付け、実効性のある学校関係者評価など、CSにおける地域とともにある学校づくりに必要なマネジメントの在り方を検討していく。そのため、各地域の実情に応じて、CSの運営や学校種間調整、分野横断的な活動の総合調整など統括的な立場で調整等を行う地域人材（CSディレクター）を配置する計画。

　指定地域はつぎのとおり。

▼CSの導入の促進

▽ニセコ町▽室蘭市▽壮瞥町▽白老町▽厚真町

▽日高町▽様似町▽七飯町▽八雲町▽長万部町

▽名寄市▽東神楽町▽東川町▽枝幸町▽利尻町

▽清里町▽本別町▽浦幌町▽釧路市▽白糠町

▽別海町▽中標津町

▼CSの取組の充実

▽三笠市▽栗山町▽北広島市▽東神楽町▽天塩町▽釧路市

(道・道教委 2016-09-27付)