地域の将来担う人材育成 道教委の学校・家庭・地域連携協力推進事業―文科省委託
(道・道教委 2016-09-23付)

 道教委は、二十八年度文部科学省委託事業「学校・家庭・地域連携協力推進事業(学校を核とした地域強化プラン)」の事業内容を明らかにした。指定地域を都道府県、指定都市・中核市、市町村―の三つに分け、指定を受けた地域はそれぞれコミュニティ・スクール導入等に資する取組、学校・家庭・地域の連携・協働の推進に資する取組、地域の豊かな社会資源を活用した土曜日の教育支援体制の推進に資する取組、健全育成のための体験活動の推進に資する取組など様々な事業を展開。まち全体で地域の将来を担う子どもたちを育成するとともに、地域の創生を目指す。

 少子高齢化の進展、人口減少が進む地域では、学校・学級規模が縮小することなどによる教育上の課題や学校の統廃合の進行による学校と地域の関係の希薄化などの問題が懸念されている。

 同事業はこれらの課題について、地域人材による学校の教育活動の支援によって、課題の緩和・解消とともに学校や地域の教育環境の魅力向上を図ろうというもの。

 地域活性化のための仕組みづくりや、地域の活性化に直結する施策を有機的に組み合わせて、将来を担う子どもたちを地域全体で育んでいく。

 事業メニューはつぎのとおり。

【学校を核とした地域強化プラン】

①コミュニティ・スクール導入等に資する取組

②学校・家庭・地域の連携・協働の推進に資する取組

③地域の豊かな社会資源を活用した土曜日の教育支援体制の推進に資する取組

④健全育成のための体験活動の推進に資する取組

⑤地域を担う人材育成のためのキャリアプランニング推進に資する取組

⑥地域提案型の学校を核とした地域魅力化に資する取組

※指定された都道府県、指定都市・中核市はこれらの取組のうち一つ、または複数を有機的に組合わせて事業を実施する。市町村(指定都市・中核市は除く)は①、④、⑤、⑥の事業のうちから一つ、または複数を有機的に組み合わせて事業を実施する。

【地域未来塾にかかわる学習支援を促進するために必要なICT機器等の整備】

 学習が遅れがちな中学生等を対象とした学習支援を実施するに当たって、ICT機器等の備品の購入にかかわる補助を行う

(道・道教委 2016-09-23付)

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