実行委で「アウトメディア」検討 インストラクター育成を 札幌市教委との連携が重要(道・道教委 2016-09-16付)
ワークショップ形式で検討した
道子どもの生活習慣づくり実行委員会(佐藤彰会長)は十四日、毎日札幌会館で本年度二回目の会合を開いた=写真=。「どさんこアウトメディアプロジェクト」が道民に浸透し、日常的な取組として継続されるための具体的方策について、グループ別にワークショップ形式で検討した。各グループからは、本道独自のインストラクター育成や多様な学習の場の提供、親子で楽しめる体験活動の実施などのアイディアが出された。また、札幌市教委との連携の重要性を指摘する声もあった。
同実行委員会は、PTAや学校教育、社会教育、教育委員会、企業・NPOの関係者、道・道警・道教委の関係部署担当者で組織。
子どもたちの電子メディアとの接触時間を見直し、望ましい生活習慣の定着を図る「どさんこアウトメディアプロジェクト」に取り組んでいる。
本年度第二回実行委員会では、プロジェクトが「道民一人ひとりに浸透し、各地域で日常的な取組として継続されるための具体的方策の検討」をテーマに、四グループに分かれ、ワークショップ形式で検討した。
あるグループは、まず、保護者が理解し、子どもに説明できるようにすること。その上で、親子で考えていくことが必要と提言した。その方策として、本道独自のインストラクターの育成、電子メディアから離れ、親子で体験活動を楽しめる場の設定などを挙げた。
また、札幌市教委と連携し、全道挙げて取り組む必要があるとした。
望ましい生活習慣の確立が大切なことから、保護者に対し、講師の紹介や取組のパッケージ化、ホームページでの取組紹介などの支援を行っていくことが方策として挙げられた。
不特定多数が自然に目にする場に啓発資料を掲示。美容室や子育てサークルといった場で、資料提示や会話を通して学習するなど、多様な学習スタイルが必要との意見もあった。
これらの発表を受け、佐藤会長は「できるものから取り組みたい。いただいた意見を精査して、新たな活動の糧にさせていただく」と述べた。
(道・道教委 2016-09-16付)
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