道教委・鶴羽委員が教育状況調査　ＡＬの実践に関心―滝川西高　市の国際理解教育など視察

（道・道教委 2016-09-16付）

オールイングリッシュの英語授業を視察

　【岩見沢発】道教委の鶴羽佳子委員は二日、滝川西高校（阿部孝志校長）および滝川市役所を訪れ、教育状況調査を行った。滝川西高でオールイングリッシュによる英語授業の様子を視察＝写真＝したほか、市役所では英語教育、国際協力の実践に関する説明を受けた。

　道教委では、各管内における日ごろの教育活動状況を把握し、学力向上等の効果的な取組について理解を深めるとともに、教職員にねぎらいと感謝のメッセージを込めて、教育委員が教育状況調査を実施している。

　今回、鶴羽委員のほか、道教委総務政策局総務課法制グループの金田敦史主幹、空知教育局の平瀬一弘次長らが同行した。

　最初に訪れた滝川西高では、阿部校長が学校概要、文科省指定事業「スーパー・グローバル・ハイスクール・アソシエイト」の実践に関して説明。校内で行われている授業の様子を見て回り、「学校全体の雰囲気が良い。生徒の表情が生き生きしている」と感想を述べた。

　英語の授業はオールイングリッシュで進められ、「血液型と性格の関係性」をテーマに肯定・否定派それぞれの立場に立って論理的に議論する「Ｓｉｍｐｌｉｆｉｅｄ　Ｄｅｂｅｔｅ」を実施。テンポの良い時間管理、スムーズな議論の進行から「まさに英語のアクティブ・ラーニング（＝ＡＬ）であり、かなりレベルが高いと感じる。英語が苦手な生徒も楽しく授業に参加している」と高く評価した。

　続いて、市役所を訪れ、国際課の職員から全道で先駆けて行ったイングリッシュキャンプなど、国際交流、国際協力の取組や歴史に関する説明を受けた。

　最後に、市教委を訪問して山﨑猛教育長、田中嘉樹教育部長らと面談。本年度から開始した日帰りの英語学習プログラム「イングリッシュ・ミーティング」の取組や、英語能力検定協会との連携による英検ＩＢＡモデルの説明を受けた。

　鶴羽委員は、イングリッシュ・ミーティングに関して、「座学だけではなく、様々なアクティビティで英語を学べる取組が良いと感じた」などと話した。

(道・道教委 2016-09-16付)