留萌局が学校安全推進会議開く　スマホ利用の危険性確認　事故未然防止へ事例研究など

（道・道教委 2016-09-23付）

交通安全や防犯・防災対策についても意見を交わした

　【留萌発】留萌教育局は十三日、留萌合同庁舎で学校安全推進会議を開催した＝写真＝。学校教諭や保護者、市町村教委職員など約三十人が参加。講義等を通してサイバー犯罪やスマートフォンの利用に関する危険性について理解を深めたほか、交通安全や防犯・防災対策についても意見を交わした。

　幼児児童生徒が被害者となる事件・事故を未然に防止するため、学校の安全教育・安全管理に関する取組の推進について理解を深めることなどが目的。この日は、管内における安全教育・安全管理の現状と課題について参加者で認識を共有したほか、講義や事例研究、実践発表などを行った。

　講義では、道警旭川方面本部生活安全課生活経済・保安係長の山谷圭吾氏が講師を務め、サイバー犯罪やスマートフォンのアプリ、ＳＮＳなどの危険性について説明。講義後には、サイバー犯罪被害の未然防止に向けた取組について参加者全員で協議を行った。

　事例研究では、ことし七月に発生した神奈川県相模原市の障害者施設殺傷事件を踏まえ、効果的な不審者対応の在り方について協議。児童生徒の安全確保や保護者への対応、未然防止策や危機管理マニュアルの見直しのポイントなどについて話し合った。

　このほか、児童生徒等の主体的な取組を促す学校の取組として、天塩町立天塩中学校の金谷賢教諭が交通安全について、天塩高校の佐藤雅希教諭が防犯について、留萌市立東光小学校の平尾征稔主幹教諭が防災についてそれぞれ実践発表。交通安全、防犯、防災の三つの部会に分かれ意見交換も行った。

(道・道教委 2016-09-23付)