地域密着型啓発で安全なネット利用を　２中学校区各４校が連携　地域ルール策定、研修会開催―札幌市教委

（市町村 2016-10-06付）

　札幌市教委は、「子どもたちの安全なインターネット利用のための“地域密着型教育啓発事業”」の本年度実施校を決定した。小・中学校合わせて八校を指定。安全なインターネット利用に向け、地域におけるルール策定のほか、研修会を実施する。

　同事業は児童生徒が安全にインターネットを利用できるよう児童生徒や教師、保護者等のネットリテラシーを高めることが目的。また、地域のネット利用の在り方について発達の段階に応じたルールの策定を行うことも目指している。

　同一中学校区の小学校と中学校が連携して行うもので、札幌中学校区として札幌中、開成小、伏古小、札幌小の四校を指定。栄町中学校区として栄町中、栄町小、栄西小、栄小を事業実施校とした。

　十月から年度末にかけて活動するもので、それぞれ教職員や保護者、児童生徒向けの研修会を開催。児童生徒向けの研修については、ネットトラブルの基礎知識や被害に遭わないためのポイントなど児童生徒の発達の段階に合わせて行う。

　また、市教委等から指導資料の提供を受け、ネットの安全な使用方法の啓発についての授業を実施。事業実施校とＰＴＡ等で地域における安全なインターネット利用のためのルール策定も進める。

(市町村 2016-10-06付)