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美唄尚栄高発！アスパラケーキ　チャレンジオータムに出品　地元特産品　元気にＰＲ　道教委指定
（学校 2016-10-27付）

アスパラガスの風味を存分に生かしたケーキに仕上がった

　【岩見沢発】道教委「専門高校Ｐｒｏｇｒｅｓｓｉｖｅプロジェクト」推進事業の実践研究指定を受けている美唄尚栄高校（小林為五郎校長）。地元美唄産のアスパラガスを活用した「アスパラケーキ」が完成、今月上旬に札幌市内で開かれた「チャレンジオータム２０１６」の商品として並んだ。生徒たちは、ふっくら焼き上がったケーキを味わってもらおうと、「いらっしゃいませ！」などと元気いっぱいに接客。商品を完売した。

総合学科の特色生かし役割分担

　同校は二十七年度、道教委「専門高校Ｐｒｏｇｒｅｓｓｉｖｅプロジェクト」推進事業の実践研究指定校として、地元美唄のアスパラガスを活用したパンや麺などの開発をスタートした。開発にかかわっては、市内の農園から規格外のため廃棄するアスパラガスの提供を受けている。

　ことし四月からは、アスパラピザやアスパラシチューなど、新たな食品開発を進め、子ども向けの商品を模索する中、アスパラガスを生地に練りこんだパウンドケーキ「アスパラケーキ」の開発に取り組んだ。

　開発を進める中、総合学科の特色を生かした取組を展開。家庭クラブの生徒がレシピ・商品ラベルの開発、農業クラブの生徒が製造を担当したことをはじめ、工業クラブの生徒が木製のＰＯＰスタンドを制作。商業クラブの生徒は商品説明に関する配布物を作成するなど、各系列・教科クラブの生徒たちが役割を分担して臨んだ。

　でき上ったアスパラケーキは、十月一日に札幌市内で開かれた「チャレンジオータム２０１６」で店頭に並んだ。当日は、効果的な接客方法や会計について練習を重ねてきた商業クラブの生徒六人が接客・販売を担当。アスパラケーキ三十個のほか、イチゴジャム五十個、マーマレード五十個を販売した。生徒たちは、商品説明のチラシを配布するなど、一生懸命商品をＰＲ。にこやかに接客し、用意した商品を完売した。

　生徒たちは、「来客の言葉に励まされ、長時間の立ち仕事も楽しく感じた」「全員が頑張ってつくった商品なので、”売り切らなくては”と真剣にビラ配りや呼び込みを行った。協力して頑張れたことに感動した」と汗をぬぐった。