道家庭教育サポート企業「エフエムもえる」の取組　地元食材の良さ知って　三笠高生が料理教室開設

（学校 2016-10-25付）

三笠高生が留萌の食材を使った料理を指導した「まごころきっちん」

　【留萌発】留萌管内の家庭教育サポート企業である㈱エフエムもえると三笠高校（佐々木淑子校長）は十五日、エフエムもえるが指定管理者を務める留萌市船場公園管理棟で高校生料理教室「まごころきっちん」を開催した＝写真＝。留萌管内の市町村から十五人の地域住民が参加。三笠高調理部の生徒が、留萌の食材を使った料理を丁寧に教えていた。

　この取組は、留萌市の地場産食材や三笠高校調理部の活動をより多くの人に知ってもらおうと、エフエムもえるの佐藤太紀社長が企画。三笠高校調理部の斎田雄二顧問と部員四人が講師を務め、留萌産小麦「ルルロッソ」や、留萌市内で水耕栽培しているセロリを使ったパスタのつくり方を教えたほか、留萌産のカボチャを使ったプリンのつくり方なども紹介した。

　生地をこねるところからスタートしたパスタづくりでは、参加者も悪戦苦闘。時折、高校生の〝先生〟にアドバイスをもらいながら、もちもちとした出来の良いパスタをつくり上げた。

　斎田顧問は「留萌に初めて来た生徒が多く、留萌産の食材を知る良い機会となった。三笠市と留萌市が思ったほど遠くないことも分かった。今度は生徒たちが運営している“まごころきっちん”に食事に来てほしい」と話した。

　佐藤社長は「特色ある活動をしている高校生の姿を地域住民に実際に目にしてもらうことで、地域の担い手育成の大切さについて考えるきっかけになれば」と期待した。その上で、「地元の食材を使うことで留萌の良さを地元の人に知ってもらいたかった。今後も船場公園を拠点にして、地元の良さを発信していきたい」と今後の活動にも意欲をみせた。

(学校 2016-10-25付)