小樽市望洋台小３年生　建設業の仕事楽しそう　小樽港岸壁改良工事を見学

（学校 2016-10-19付）

土砂の掘削や運搬の様子を見学

　【小樽発】小樽市立望洋台小学校（木村俊夫校長）三年生の児童約五十人は七日、小樽港で行われている工事現場を見学した。土砂掘削・運搬の様子を見学したほか、小樽港内を一周し、防波堤や灯台などの施設の説明を受け、建設業への興味を深めていた。

　小樽港では現在、勇建設㈱が施工する第三ふ頭の岸壁改良工事が行われている。今回、小学生を対象に、建設業への興味を深めてもらおうと、同社が現場見学会を企画。現場で働く職員の子が同校に通っていることもあり、児童たちを現場に招いた。

　この日、現場代理人を務める酒井智光工事主任があいさつ。「身近に工事現場はあっても、近くで見る機会はないと思う。この機会にじっくり見てほしい」と呼びかけた。

　見学会では、土砂掘削や排出土を運搬する様子を見学＝写真＝。児童たちは、水中から土砂を削り取る迫力に歓声を挙げていた。

　続いて、屋形船に乗船し、港内を一周。防波堤に波がぶつかることで、港内の静穏度向上に大きな役割を果たしていることを学んでいた。

　このほか、建設機械の試乗体験、記念撮影、現場技術者との交流などを行った。

　娘が参加していたという大瀧立夫現場主任は「実際に娘に働いている姿を見てもらうことができた。児童たちも船や重機に喜んでくれて、建設業の楽しい一面を紹介することができたのでは」と話していた。

　娘の優菜さんは、父親の仕事を間近で見学し、理解を深めていた。「大きなクレーンや船を間近で見ることができて、楽しかった」と笑顔をみせていた。

(学校 2016-10-19付)