不祥事根絶へ決意示す 札幌市教委にアピール文提出―札幌市小・中校長会
(関係団体 2016-12-27付)

 札幌市小学校長会(渡辺元会長)と札幌市中学校長会(大塚伸一会長)は二十一日、札幌市教委の長岡豊彦教育長に「不祥事根絶に係わるアピール」を手渡した。飲酒運転やわいせつ行為などで教職員が逮捕される事案が相次いで発生したことについて、道小学校長会と道中学校長会との四校長会として意志を示したもの。アピール文を受け取った長岡教育長は「三百二十四校それぞれの先生が、認識を新たにしてもらうような取組をしなければいけない」と話した。

 この日、渡辺会長と大塚会長が市教委を訪れ、長岡教育長にアピール文を手渡した。

 渡辺会長は、不祥事根絶に向けたアピール文を作成した経緯にふれ、「大いに反省しながら、今後の健全な教育の推進に努めたい」との姿勢を示した。

 大塚会長は、生徒を守らなければいけない立場にある教員が生徒を傷付けたことにふれ、「学校教育の根底を覆すもの。各学校で研修に取り組むほか、一人ひとりが教師としての高い意識をもって、子どもたちを守ることを第一に考えていかなければならない」と表情を引き締めた。

 長岡教育長は、不祥事が相次いで発生していることに対して重大事態との認識を示し、「すぐに断ち切っていかなければいけない」と指摘した。

 また、子どもを守るため、より一層高い倫理意識をもつことが必要とし、「三百二十四校それぞれの先生が、認識を新たにしてもらうような取組をしなければいけない」と求めた。

(関係団体 2016-12-27付)

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