高P連釧路支部が生徒会サミット 防災テーマに意見交換 各高校の実践など共有(関係団体 2016-12-28付)
生徒会の会長、副会長など役職ごとに分かれ話し合った
【釧路発】道高校PTA連合会釧路支部(越田修一支部長)は十二月中旬、釧路市生涯学習センターで第二十二回生徒会交流事業「生徒会サミット」を開催した。釧路管内の全日制十三校、定時制二校の生徒会執行部や生徒会顧問、PTA役員など百十五人が参加。各高校の生徒会執行部が抱えている課題や実践について意見交換し、今後の具体的方策について考えを出し合った。
ことしは、釧路東高校(岩田一郎校長)が当番校となり、「生徒会サミット」を進めた。テーマは、「釧路の防災を考えた各高校でできること、各校をつなぐこと」。
はじめに、当番校の釧路東高生徒会執行部八人が、自校で取り組んできた実践事例を紹介。「避難所運営ゲーム」を実施して机上訓練をしていることや、東日本大震災被災地の福島県南相馬市にボランティアとして行き、家屋の後片付けをしてきたことなどを説明した上で、防災について「知る」「考える」「行動する」「伝える」「つなぐ」ことが大切ではないかと問題提起した。
そのあと、各高校の生徒会会長、副会長、書記、会計の役職ごとに分かれ、釧路の防災に向けてすでに取り組んでいることを紹介し合い、①すぐできること②本年度中にできること③任期中にできること―に分けて話し合った。
最後に、「任期中にどのような目標をもって生徒会活動を進めていくか」を各学校の代表が決意表明をして終了した。
参加した生徒からは、「管内の学校が一堂にそろうという機会がなかったので大変いい勉強になった。防災についてあらためて考えることができたのも大きな成果」との声が聞かれた。PTAの役員は、「管内全体で何か一つのテーマで考え、その考えを共有できたことはとてもいいこと」と話していた。
(関係団体 2016-12-28付)
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