千歳市が29年度予算案発表 教育費は微増の34・6億円 CS導入へモデル校活動費 (市町村 2017-02-14付)
千歳市は九日、二十九年度予算案を発表した。一般会計三百八十二億円のうち、教育費には前年度当初比五・二%増の三十四億六千八百万円を措置。新規にコミュニティ・スクール(CS)導入に向けた検討を行うモデル校活動費や学習習慣・生活習慣の定着を啓発するパンフレットの作成経費を計上した。
教育関連施設をみると、北栄小学校など五校の小学校改修に一億三千四百万円、千歳中学校など二校の中学校改修に一億一千万円を配分したほか、小学校非構造部材耐震化に一億三千七百万円を措置した。
新規事業をみると、学校、保護者、地域が協働して学校運営に取り組む学校運営協議会の導入に向けた検討を進めるため、高台小学校、青葉中学校、駒里小中学校の三校をCSモデル校として指定し、調査研究に着手する。
また、より良い学習習慣・生活習慣を身に付けられるよう、学力の現状や課題、学力の必要性、家庭学習の重要性をまとめた学力向上パンフレットを作成し、児童生徒や保護者に配布する。
主な教育関連事業はつぎのとおり(金額単位・万円)。
▽アンカレジ市訪問交流事業=六三三―サンドレイク小学校との交流拡充、ミアーズ中学校訪問団受入
▽認定こども園事業=一〇、五六二
▽児童館型地域子育て支援センター事業=一二九―子育て相談、子育て講座など
▽緑小学校区学童クラブ新築整備=一一、二一二
▽小学校ICT機器等整備=一、五九三―電子黒板、実物投影機、ブルーレイレコーダー、遮光カーテン、電源タップ等
▽中学校ICT機器等整備=二、〇二一―電子黒板、実物投影機、ブルーレイレコーダー、遮光カーテン、電源タップ等
▽学力向上推進事業=四、八七一―学力向上検討委の活動を支援し、授業改善を図る。学習支援員を配置し、習熟度別少人数指導などを行う
▽小学校改修=一三、四七五―北栄小、駒里小中、支笏湖小、北陽小、泉沢小
▽中学校改修=一一、〇一九―千歳中、北斗中
▽小学校非構造部材耐震化=一三、七一三―耐震化工事(北栄小、駒里小中、支笏湖小、東小、桜木小、北陽小)、実施設計(緑小、向陽台小、泉沢小)
▽小学校営繕=二、〇〇〇―校舎等
▽小学校防音機能復旧=五、三〇〇―末広小温度保持器更新、信濃小・北陽小温度保持設備更新実施設計
▽中学校非構造部材耐震化=二一七―実施設計(北斗中、勇舞中)
▽中学校営繕=九八〇―校舎等
▽中学校防音機能復旧=九、六四一―富丘中温度保持器更新、青葉中温度保持設備更新実施設計
▽道立高等支援学校施設非構造部材耐震化=六〇―実施設計
▽教職員管理職住宅建替=二、六〇〇―解体(千歳小一棟、北進小中一棟、緑小一棟、北斗中一棟)、建替(北斗中一棟)
▽新学校給食センター整備=一、〇一六―基本構想策定等
(市町村 2017-02-14付)
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