道音楽教育連盟が理事会開く　１１月に北見で全道音研　新会長に札幌平岸中・横山校長

（関係団体 2017-04-21付）

あいさつに立つ横山新会長

　道音楽教育連盟（＝北音教）は十五日、ホテルライフォート札幌で二十九年度理事会を開催した。道内十七支部から支部長をはじめとする理事約七十人が出席し、本年度の活動方針や活動計画などについて協議。活動計画には、十一月十日に北見市で第五十九回道音楽教育研究大会オホーツク北見大会を開催することや、夏季音楽教育研修会、冬季音楽実技講習会の内容充実などを盛り込んだ。役員改選では、新会長に札幌市立平岸中学校長の横山学氏を選出した。

　冒頭、あいさつに立った梶田邦昭会長は昨年十一月に開催した全日本音楽教育研究会全国大会函館・道南大会について、「とても感動的で、素晴らしく、大成功だった。函館・道南の地域と深く結びついた音楽教育の素晴らしさを全国に発信できた」と振り返った。

　議事に移り、二十八年度活動報告、会計および監査報告を承認したあと、二十九年度の活動方針・活動計画、予算について審議。いずれも原案どおり決定した。

　二十九年度活動方針の重点には、①音楽教育研究の深化と推進②夏季音楽教育研修会、冬季音楽実技講習会の内容充実③会員の拡充④音楽教育関係団体との連携⑤機関誌の内容・体裁・分量の見直し、ホームページの改善⑥第五十九回道音楽教育研究大会オホーツク北見大会の開催⑦全国の音楽教育に関する情報の発信―を掲げた。

　活動計画では、全道共通主題「音楽のよさを生かし、豊かな心と確かな力をはぐくむ音楽教育の創造」について、理解の深化と主題を具現化する授業、教育活動の推進に努めるほか、研究方向の理論体系の整理・深化や実践の充実に取り組む。具体的には、北見芸術文化ホールなどを会場に、第五十九回道音楽教育研究大会オホーツク北見大会を開く。

　また、本部事務局活動の充実を図り、会員の拡充とともに、各支部との連携を強化。研究部は、学習指導要領に準拠した音楽教育の在り方の探究、全道音研への研究面での支援、道内各支部研究組織との連携・研究交流など、事業部は、夏季音楽教育研修会・冬季音楽実技講習会の充実、会員のニーズや音楽教育の今日的課題に即した内容の研修会の企画運営など、広報部は、機関誌『北音教』の年二回発行、ホームページの運用にかかわる改善・充実などを盛り込んだ。

　さらに、今後の研究大会について、三十年度は釧路、三十一年度は旭川、三十二年度は札幌で開催することを確認した。

　役員改選では、新会長に札幌市立平岸中の横山校長を選出。横山会長は「身が引き締まる思い。役員一同一致協力して、北海道の音楽教育の発展のために全力を尽くしていきたい」と抱負を述べた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝横山学（札幌市立平岸中校長・新）

▽副会長＝伊藤春美（札幌市立元町小校長・新）、小林和俊（旭川市立東光小校長・新）、笠島美教（函館市立尾札部中校長・新）、古川幸宏（網走市立第一中校長）、遠藤浩一（鶴居村立幌呂中校長・新）、内潟昭仁（滝川市立開西中校長・新）

▽監事＝鈴木由美子（旭川市立神居東小校長・新）、鳥羽栄治（函館市立赤川小校長・新）、高安敦子（札幌市立和光小校長・新）

▽事務局長＝藤本尚人（札幌市立新川中校長・新）

(関係団体 2017-04-21付)