高校の特別支援教育支援員 月形など13校に配置 状況把握、きめ細かに対応―道教委
(道・道教委 2017-05-08付)

 道教委は、「高校における特別支援教育支援員配置事業」の二十九年度配置校に、八管内から月形高校など十三校を決定した。ことし二月に実施した「教育上特別な支援を必要としている生徒の状況および支援の状況の把握」調査結果などを踏まえて決めた。各校に配置された支援員は、教育上特別な支援を必要とする生徒に対し、面談等を通じた状況把握ときめ細かな個別の支援などを行う。本年度新入生については、状況を確認し、必要に応じて追加措置する予定。

 同事業は、二十五年度から実施。高校における特別支援教育の充実を図るため、発達障がいのある、教育上特別な支援を必要とする生徒が在籍する道立高校に、特別支援教育支援員を配置する。

 毎年実施する「教育上特別な支援を必要としている生徒の状況および支援の状況の把握」調査結果などを踏まえ、教育上特別な支援を必要とする生徒の人数や支援内容、教員の配置数などを考慮し、きめ細かな個別の支援が難しい状況にある学校を支援員配置校として指定する。

 ことし二月に実施した調査結果などに基づき、本年度配置校には、空知管内の月形高など八管内十三校を決定した。

 配置された支援員は、①教育上特別な支援を必要とする生徒に対して、学習面、生活面等の支援を行う②教育上特別な支援を必要とする生徒への面談を行うなどして、生徒の状況を把握し、きめ細かな個別の支援に努める③対象となる生徒の状況や活動内容を校長に報告するとともに、教職員に周知し共通理解を図る④特別支援教育コーディネーターと連携を図り、校内研修の講師など、特別支援教育を推進するための理解啓発にかかる支援を行う⑤その他、これら業務に関連して校長が定める業務を行う。

 また、配置校では、教育上特別な支援を必要とする生徒への支援の在り方などについて検討し、取組の改善・充実を図るため、特別支援教育推進委員会を設置することなどができる。

 本年度新入生については、状況等を確認し、必要に応じて追加する予定。

 二十九年度の配置校はつぎのとおり。

▼空知

▽月形

▼石狩

▽千歳北陽▽恵庭南

▼後志

▽小樽桜陽

▼胆振

▽追分

▼渡島

▽上磯

▼オホーツク

▽北見北斗▽美幌▽訓子府

▼十勝

▽上士幌▽更別農業

▼釧路

▽阿寒▽釧路湖陵

(道・道教委 2017-05-08付)

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