道高校教頭・副校長会道南支部が総会　横のつながりで課題解決　新支部長に函館中部・南教頭

（関係団体 2017-05-24付）

会員同士の連携強化などを呼びかけた

　【函館発】道高校教頭・副校長会道南支部は五月上旬、函館中部高校で二十九年度総会・第一回研究協議会を開いた。会員など三十人が参加。二十八年度の事業報告のほか、本年度の事業計画について協議し、来年一月に渡島ブロック第一回研究協議会、桧山ブロック第二回研究協議会を開くことを決定した。役員改選も行い、新支部長に函館中部高校の南俊明教頭を選任した。

　開会に伴い、南支部長代行があいさつ。「横のつながりを意識しながら山積する教育課題の解決に努め、研修を通して親睦を深めていきたい」と話した。

　来賓あいさつでは、道高校長協会道南支部の中島悟支部長、渡島教育局教育支援課高校教育指導班の酒井徹雄主査、桧山教育局教育支援課高校教育指導班の福田正樹主査が登壇。中島支部長は「人事異動等で分からないこともあると思うが、まずは自校の状況を把握し、教頭としての立場を確立してほしい」と話した。そのほか、現在の教育情勢への理解深化や教職員の不祥事対策などを要請した。

　続いて、研究協議として、函館短期大学の大西正光教授が「高校教育に期待すること」と題して講演した。大学教育の質的転換に関する説明では、「大学教育でも、主体的に学び・考え・行動する人材の育成が求められており、就職試験や社会生活にも大きな影響がある」と話し、高校教育の段階でのアクティブ・ラーニングの実施と取組の充実を呼びかけた。

　講演のあと、二十九年度総会を開催。事業計画では、来年一月に研究協議会を開くことなどを決定し、学校力と職員の資質・能力向上を図っていくこととした。

　役員改選では、新支部長に函館中部高の南教頭を選出した。

　本年度の役員はつぎのとおり（すべて教頭）。＝敬称略＝

▽支部長＝南俊明（函館中部・新）

▽副支部長＝米田憲哉（江差）、藤島尚子（函館西・新）、太田和浩（函館商業・新）、佐藤健（市立函館）、三浦栄司（函館有斗・新）

▽監事＝西後勝美（函館工業・新）、田中芳博（函館大妻・新）

▽事務局長＝成田豪（函館中部定時制・新）

▽事務局次長＝汐川裕彦（函館工業定時制）

(関係団体 2017-05-24付)