道公立学校事務長会が総会等　９月に札幌で研究協議会　新会長に札幌工業高・阿部氏

（関係団体 2017-05-24付）

あいさつする阿部新会長

　道公立学校事務長会は二十二日から二日間、ホテルライフォート札幌で第四十二回総会・研究協議会を開いた。総会では、九月に札幌市で研究協議会を開くことを盛り込んだ本年度事業計画を決めた。役員改選も行い、新会長に札幌工業高校の阿部雅一事務長を選任した。

　総会では、永井進会長があいさつ。①人材育成②就学支援金に関する事務③事務改善―の三点を課題に挙げ、「日常の指導を通し、人材育成の取組を」などと呼びかけた。

　続いて、来賓の道教委・土井寿彦総務政策局長、道高校長協会の川口淳会長、道特別支援学校長会の藤根収副会長があいさつした。

　議事に入り、二十九年度事業計画を決定。第三十六回道公立学校事務長研究協議会（九月七・八日、ホテルライフォート札幌）開催を盛り込んだ。研究協議会の研究テーマは「教育改革と事務長の役割」。研究発表などを行う。

　また、事務改善による学校事務の効率化・省力化の推進、集約効果や業務量増減の検証、課題の改善策についての調査研究を継続することとした。

　さらに、事務長の資質向上、昇任候補者や初任者等の効果的な人材育成などについての調査研究を行い、研修ビデオを作成する。人材育成と関連した人事評価方法の研究にも取り組む。

　調査研究推進委員と本部調査研究部との連携強化などを図るため、調査研究推進委員研究協議会（十一月十日、ホテルライフォート札幌）の開催も計画に組み込んだ。

　役員改選では、札幌工業高の阿部事務長を新会長に選任するなど、本年度役員を選出した。

　あいさつに立った阿部新会長は「前会長が示した、〝人材育成〟〝就学支援金〟〝事務改善〟の三つを柱に、引き続き、事務長が魅力ある職となれるよう努めていきたい。会員の皆さんの意見をたくさんいただき、それが反映されるよう努力したい」と決意表明した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝阿部雅一（札幌工業高・新）

▽副会長＝佐藤哲也（白樺高等養護・新）、中山厚紀（野幌高）、坂井秀昭（札幌養護・新）

▽事務局長＝山寺勝宏（江別高・新）

▽監査＝平木太朗（星置養護・新）、鎌田幸男（札幌豊成養護）

(関係団体 2017-05-24付)