渡島公立学校女性管理職会が研修会　学校改善へ意識共有　河原渡島局長の講話通し研鑚

（関係団体 2017-07-04付）

よりよい学校運営に向けたポイントを学んだ

　【函館発】渡島公立学校女性管理職会（宮越忍会長）は六月中旬、マリエール函館で第一回研修会を開いた。会員二十九人が参加。渡島教育局の河原範毅局長の講話を通して、管理職としての資質・能力向上を図った。

　開会式では、宮越会長があいさつ。「本研修会を通じて、よりよい学校運営や資質・能力向上につなげてほしい」と積極的な姿勢での参加を呼びかけた。

　続いて、河原局長が登壇。「学校改善に向けて」と題して講演した。はじめに、参加者は勤務校の現状の課題等を記入し、隣同士で意見交換。その課題が学校で改善できるものと学校だけでは改善できないものとに分類した。　

　河原局長は、学校教育に求めるものとして、新学習指導要領にも示されている「生きる力」を育む人間教育の推進に向けて、学力・人間性・健康の確かな育成を求めた。その上で「重要なのは部下職員と意識の共有ができているのかということ。学校全体で力を合わせていく意識をもってほしい」と強調した。

　管理職としての組織マネジメントを機能させるポイントの説明では「学校経営方針の提示」「課題の共通認識と解決策の策定」「取組の進行管理の徹底」の三つを挙げた。その上で「各校の組織をマネジメントする上で自分が何をすべきかを考えることが必要」と呼びかけた。

　そのほか、学校改善に関しては「課題や成果の把握」「課題や成果が生じている要因」「改善方法の検討・実施・評価・改善」の必要性を挙げた。

(関係団体 2017-07-04付)