旭川西高創立１１０周年記念式典　自由闊達な校風を継承　８５０人がさらなる飛躍誓う

（学校 2017-10-04付）

遠藤校長は「変化に対応する力を身に付けることが必要」と呼びかけた

　【旭川発】旭川西高校（遠藤孝一校長）の創立百十周年記念式典が九月二十三日、同校で執り行われた。在校生や教職員をはじめ、同窓生、ＰＴＡ関係者など約八百五十人が出席。記念すべき年を祝うとともに、今後のさらなる飛躍を誓い合った。

　同校は明治四十年、道庁立上川高等女学校として創立。以来、道庁立旭川高等女学校、旭川女子高校を経て、昭和二十五年、男女共学の旭川西高校として新たに船出。明治・大正・昭和・平成と激動の間を連綿して輝かしい歴史を積み重ねてきた。これまでに二万九千人を超える卒業生を輩出し、自由闊達な校風は後輩たちに継承され続けられている。

　式典の冒頭、式辞に立った遠藤校長は創立百十周年を迎えることができたことに対し、同窓生や関係者らに謝辞を述べたあと、同校の創立から現在までのあゆみや教育活動を紹介した。

　また、変化の激しい時代を生き抜く力を育むため「主体的、創造的に思考・判断し、周囲と協働することで変化に対応する力を身に付けなければならない」と強調。学校生活や家庭生活全体を通して、様々なことに取り組み、一つずつ課題を克服することが必要とし「教職員一同、全力でこれに当たる。ぜひ、保護者や同窓生、地域の皆さんの協力をいただきたい」と呼びかけた。

　続いて、記念事業協賛会の髙野正夫会長のあいさつのあと、道教委の柴田達夫教育長（代理・鶴羽佳子委員）と西川将人旭川市長が祝辞を述べた。また、来賓紹介や感謝状贈呈、受賞者代表あいさつなどを行った。

　最後に、生徒会長の大川咲来さんがあいさつに立ち、「西高生であることに誇りをもち、この学舎でつながれた絆を大切にしていきたい」と誓った。

◆チームナックス森崎博之氏講演

　このあと、同校四十期卒業生で演劇ユニット「ＴＥＡＭ　ＮＡＣＳ」のリーダー・森崎博之氏が「西高キャンパスから見えたもの」と題し記念講演を行った。プレゼンテーションソフトを使って自身の仕事に関する内容や高校生活の様子などを紹介。森崎氏は、俳優業の傍ら道フードマイスターやごはんソムリエとして活躍しており、食育の大切さを訴えた。

(学校 2017-10-04付)