地元企業・ブドウ園のプレ収穫祭　こんな大きな粒、初めて！　標津町川北小４～６年生が参加

（学校 2017-10-05付）

試食した子どもたちは、甘さや食感などのアンケートに回答した

　【根室発】標津町立川北小学校（佐藤玲子校長）の四～六年生が九月二十八日、同校近くの建設会社・㈱上田組（上田光夫社長）が造成した「上田組葡萄園」の完成を受けて実施したプレ収穫祭に参加した。技術提携する山梨県の生産法人から提供を受けたブドウを味わった児童は、地域でブドウが収穫できる日を心待ちにしている様子だった。

　ブドウ園の整備は、同社が立ち上げた新事業。九月二十二日に看板と外周フェンスが設置されて完成となり、現在はシャインマスカット、クインニーナ、マイハートが栽培されている。

　同社は、施設の完成を受け、今回、プレ収穫祭と銘打って記念事業を実施。技術提携している山梨県の農業生産法人葡萄専心㈱から、ことし収穫された五品種を提供してもらい、同校の四～六年生を招いた。

　試食したのは、施設で栽培中の三品種に加えて、ロザリオとバイオレットキングを合わせた五種。児童は各品種についてアンケートに答え、甘さや食感など六項目について回答した。

　結果、今回はシャインマスカットが一番の人気に。参加した栗栖ゆいさん（五年）は「一粒がこんなに大きいブドウは初めて見た。川北でこのブドウが収穫される日が待ち遠しい」と話していた。

　上田組の上田修平副社長は「施設のブドウが収穫されるまで、あと三年ほどかかる。私たちの活動が、地域の活性化と新しい産業の創出につながれば」と期待していた。

(学校 2017-10-05付)